そったく日記

三重県消防学校

令和3年度三重県消防学校教育訓練終了

 令和3年度の教育訓練は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、感染防止対策を徹底することや、感染したとしても学校内で拡大させないことに、学生、教官・職員が一丸となって取り組み、消防団員教育については一部中止したものもありましたが、消防職員教育については、すべて実施することができました。コロナ禍にあって、リモート活用や内容変更など柔軟に対応いただいた、講師や各消防本部の皆様のおかげであり、感謝を申し上げます。

 また、今年度をもって各消防本部に戻られる教官や異動する職員にあっては、いずれも3年間、当校の教育訓練を支えていただきました。即戦力の警防隊員を育てるとして、学生一人ひとりと向き合った初任科教育や、それぞれの使命や役割をしっかり習得されたいと工夫を凝らした専科教育など、熱意と持てる力を十分発揮していただいたことに感謝するとともに、今後の更なる活躍に期待をしています。

 そして、令和4年度、三重県消防学校はDX教育推進元年となります。タブレットの購入や環境整備から入るため、直ぐに使えるという訳にはいかないですが、一人一台タブレットを実現し、映像やデータなどのデジタル教材を活用した座学や実科訓練を実施するとともに、寮室内での自主学習にもフル活用して、学生の学ぼうとする姿勢を応援します。

 最後に、令和4年4月11日、消防職員初任科(第59期)教育入校式を行います。54名の学生の皆さん、皆揃ってスタートが切れるよう、コロナ感染防止対策を徹底し、体調を整え、入校日に備えてください。教官・職員一同、元気に入校される日を楽しみに待っています。

令和4年3月31日

三重県消防学校長

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感謝!!

本日をもって、3年間の教官業を終了させていただきます。

消防学校では、多くのことをたくさんの人たちから学ばせていただきました。

本当に感謝しかないです。

この3年間での人との出会いすべてが、私の財産となっています。

あっという間の3年間でしたが、無事に終えられたのも教官、学校職員の皆様、学校に携わる全ての関係者様、各消防本部の方々のおかげであったと思っております。

本当に本当に本当にありがとうございました。

明日からは、所属消防本部で地域貢献できるよう、「全力」で邁進していきます。

今後とも皆様宜しくお願い致します。

最後に、令和4年度、伝統ある三重県消防学校の益々の発展を祈念しております。

 

『訓練に終わりなし』 『前へ』      伊賀市消防本部派遣  山村 智昭

 

 

 

「終わりは始まり」

教官としての任務が本日終了する。

この3年間は今までの人生において最も時間が経つのが早く、また最も充実した3年間であった。

 

初任科教育においては56期、57期、58期に携わらせていただきましたが、卒業生のことはやはり気になるもので、各期の卒業生が学校へ訪ねてきてくれた時は、成長した元気な姿を見ることができ、自分自身の励みにもなった。

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彼らの消防人としての生活はまだ始まったばかりであるが、消防の任務遂行にあたり、心から「安全」願っている。

そして、この仕事に「ここまでやったら良いというラインは無い」ということを今一度、思い出してほしい。

 

自分自身、明日からは現場へ出動する。

56、57、58期の皆さん、もう既に教官と学生という関係ではない。人命救助最優先という消防の唯一目標を達成するために存在する同志である。

 

決して多くを教えれた出来の良い教官ではなかったが、これまでありがとう。そして、これから共に頑張っていこう。

 

各消防本部の皆様、上司、教官、学校職員、様々な方に支えられ、協力をいただきながら事故なく無事に本日を迎えることができ、感謝の意に絶えません。

教官という立場でありますが、自分自身も多くのことを学び、大きく成長することができ、ここでの経験は何にも代えがたい財産となりました。

 

去る身となり寂しい気持ちもありますが、本当に3年間、ありがとうございました。

 

『体はHOTに、頭はCOOLに』 鈴鹿市消防本部派遣 栗須 竜平(KR)

 

 

 

消防学校での3年間は、教官・学生とともに大変充実した日々でした。

在任中お世話になりました関係者の皆様方に心からお礼申し上げます。  

今後も県内各地を飛び回りますので、

卒業した初任科生の皆さんの成長した姿や、お世話になりました皆様方と

再会できることを励みに頑張っていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

 

『人は城、人は石垣、人は堀』    三重512

 

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水難救助教育指導者認定式!

 

 令和4年3月15日(火)、令和4年度の水難救助課程(第22期)教育で指導いただく水難救助教育指導者の認定式を行い、昨年10月実施の認定試験に合格した9消防本部11名の水難救助教育指導者に対し、学校長から認定書が交付されました。(1名は所用により欠席)

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 認定式後には、水難救助課程(第22期)教育に向けての指導者会議も実施し、訓練カリキュラムや訓練展示・説明の担当割の確認、訓練時の安全管理体制等について協議・検討を行いました。今後は5月17日~19日の事前訓練を経て、5月23日からの水難救助課程を迎えることになります。

 水難救助課程(第22期)に入校予定の皆さん、課程中はハードな訓練の連続で、心身共に大変だと思いますが、最強最高の水難救助教育指導者の方々が、万全の体制を整えて指導を担っていただきますので、皆さんは安心して全力で訓練に励んでください。

 

 担当:Y.K

令和3年度救助科フォローアップ研修会

令和4年3月8日 快晴

この日は、今年度の救助科修了生を対象とした、フォローアップ研修会を実施しました。5想定の救助現場を、各チームでローテーションし、終日みっちりと研修を行いました。

昨年9月に約1ヶ月間、救助隊員資格を得るための教育を受けてから、約半年振りに仲間と再会、『要救ファースト』の思い変わらず、一心に訓練に取り組む姿は、とても凛々しく感じました。

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「士気を高めて、さあやるぞ!!」

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第1ブース「抵高所救助想定」

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第2ブース「火災救助想定」

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第3ブース「立て坑救助想定」

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第4ブース「高所救助想定」

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第5ブース「交通救助想定」

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各ブースでは、自分自身の安全、仲間の安全、要救助者の安全(早期苦痛の軽減)を常に意識し、仲間のミスは自らのミスとすべく、訓練後もしっかりと振り返りを行い、次の訓練に活かしていました。

今日の研修会での気づきをぜひ所属で共有してもらいと思います!

 

最後に、県下15消防本部から訓練進行、安全管理員として参加いただいた皆様のサポートがあり、本日の訓練が無事に終えられたこと、感謝いたします。本当にありがとうございました。

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YAMA

中級幹部科(第30期)教育修了!

 令和4年2月24日(木)から始まった中級幹部科(第30期)教育が、本日3月4日(金)に7日間のカリキュラムを終え、無事修了しました。

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 中級幹部は、組織の中核として上司の補佐、部下の指導育成、そして自らも挑戦する姿勢を見せていかなければならない困難なポジションです。決意を持って決断できるリーダーになるためには、常日頃から色々なことを想定し、どれだけ準備をしておくかが大切であると思います。

 この7日間で学んだ様々なことを今後の業務に反映し、組織力の強化を図っていくことで、住民サービスの向上へと繋げていっていただければ幸いです。

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2月28日(月) 第2限~第3限
「人材育成」
一般社団法人三重県サッカー協会 樋口講師
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第4限~第7限 「指揮活動訓練」 学校教官

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3月1日(火) 第1限 「消防広域化」 
三重県防災対策部 消防・保安課 櫻井講師
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第2限~第3限 「火災性状・燃焼実験」
学校教官

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第4限~第7限 「危機管理」
消防大学校 大豆生田講師

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3月2日(水) 第1限~第3限
「惨事ストレス」
鈴鹿医療科学大学 武藤講師

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第6限~第7限 「救急行政の動向と課題」 三重県防災対策部 消防・保安課 宮﨑講師

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3月3日(木) 第2限~第7限
「教育技法Ⅰ、教育技法Ⅱ」
仙台白百合女子大学 山﨑講師

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3月4日(金) 第2限~第3限
「報道対応と情報管理」
三重県戦略企画部 広聴広報課 西村講師

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第4限~第5限 「課題研究発表」
1班~5班

 中級幹部科(第30期)教育に際し、ご多忙にもかかわらず、ご講義いただきました講師の皆様、本当にありがとうございました!心より感謝申し上げます。

 

★「ストレスへのセルフケア」

★「学ぶことをやめたら指導者をやめなければならない」

★「人を生かして、自分を生かす」

★「人財育成」

★「自分をフォローしてくれる仲間を増やす」

★「指導者が心から「出来る」と思い続けていくと、その人は必ず伸びる」

 

担当:Y.K

 

救助支援隊員(第1期〜第4期生)集まる!

現在、三重県消防学校教育の中で使用している、「救助訓練の指導要領」が掲載された教本の改訂作業を、昨年6月から行なっています。目的としては、教育訓練をより効果的なものとすべく、教本の中に動画コンテンツを入れる、又訓練時に使用することからも、丈夫な素材へとリニューアルする予定です。

 

この改訂作業を、救助課程教育を支援してもらっていた、県下消防本部 の救助支援隊員にお手伝いいただきながら進めています 。

特には、各種救助技術の操法(基本的な手技)の動画、写真撮影、及び文章の構成といったところで、実技訓練を中心に取り組んでいただいてます。

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また、動画撮影や編集に関しては、(株)プライドの三品氏に全面協力いただいております!

終始最高の仲間で作業が出来ることに感謝しかないです。

 

作業も大詰めとなってきました。もう少しですがみなさんよろしくお願いします!

みなさんの後に続く人財のために!!!

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Yama

 

 

 

 

 

 

女性消防団員のための1日講習会

2月さいごの日曜日、

女性消防団員を対象とした1日講習会を開催しました。

午前は座学を行い「教育技法」と「安全管理」の講義を行いました。

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午後からは実技・実習を行い、

まず煙迷路室を使用した、視界不良下での避難を体験しました。

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視界がとれない環境下での移動困難さや、

パニックになりやすい状況でどのように行動するのがよいかを身をもって学びました。

なかなか体験することがないということで、

皆さんいい経験になったと言っていただきました。

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最後に救急指導法を学びました。

今回は、ガイドライン2020のポイント解説と、

乳児・幼児に対する心肺蘇生法実技を行いました。

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各ブースに分かれての実技では

手技を順番に行うのではなくフリーな座談会形式で行いましたが、

それぞれのブースで話が盛り上がり、いろいろ意見交換もできました。

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今日1日を通じ、みなさん終始、熱心に取り組まれるとともに、

他の分団さんともコミュニケーションをとっていただき、

大変いい雰囲気で講習会を実施することができました。

今回の講習会が、今後の各消防団活動の一助となれば幸いです。  (三重512)