そったく日記

三重県消防学校

救助科 査閲訓練で1か月を締めくくる

9月12日から始まった救助科も10月14日(金)に終了しました。
最終日の14日には、午前中に集大成として査閲訓練を、午後には修了式を行い、1か月の課程を終えました。
査閲訓練では、基本訓練(消防救助操法)として、1はしご水平救助操法(一)、2はしご水平救助操法(二)、3はしごクレーン救助操法、4立て坑救助操法、5検索救助操法(二)を実施し、その後、応用訓練として学生が企画した内容で、1火災救助訓練、2低所救助訓練、3中州救助訓練、4高所救助訓練を実施しました。









それぞれの訓練については、繰り返し行ってきた成果が大いに発揮され、素晴らしい内容でした。
応用訓練では、学生たちが企画想定した救助事案(耐火造2階建物出火、1、2階に要救助者あり等)に対し、機敏な対応を取っていました。
中州救助訓練は、今まであまり行っていませんでしたが、今回、無人航空機ドローンについても学んだことから、ドローンの活用を想定した内容で企画されました。
このように、応用訓練では、最近の事案を取り入れながら現実に近い内容で企画されおり、今後に生かせる体験ができたと思います。
救助事案が無いことが望ましく、現場体験の機会は少ないと思いますので、これからも、工夫を重ね、こうした想定訓練を行って欲しいです。
救助科学生の皆さん、1か月間お疲れ様でした。やり遂げたことに自信を持って、業務にあたって下さい。


また、各本部から、見学に約50名の職員の皆さん(初任科52期生もいました)にお越し頂くと共に、救急科学生も休憩時間に遠くから見学していました。救助科学生の真剣な訓練を見て、何か掴んで頂けたことと思います。

また、この日は、長野市で全国消防操法大会が開催され、三重県代表の伊賀市消防団が、小型ポンプの部で優勝されました。
おめでとうございます。
これは、長期間にわたる厳しい訓練の賜物であり、本日(17日)午後から再開する初任科の学生も、日々、向上に向けて頑張って欲しいです。(K.A)
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