本日、12月3日、快晴
とうとう61名の学生は8か月間の教育課程を修了し、それぞれの所属消防本部へ巣立った。
初任科の最後、すばらしい卒業式であった。
元気な声、節度ある動き、どれをとっても最後に相応しいものであったと思うし、総代の力強い謝辞は、君たちの気持ちが伝わった。
担当として、全員が役員4名を中心に、全力で最後まで向かってきてくれたと感じる。
そして事故なく、1人も欠けることなく、皆が課程を終えれて本当に良かった。
学生が去った今、学校は静まりかえり、どこか寂しげだ。
毎年この風景を見て、初任科は終わったと実感する。
また、今日は金曜日だ。もう今までのように、今日帰宅し、来週月曜に学生がここに戻ってくることはない。
もう元気な挨拶も聞けない。
最後に言ったとおり、今日は必ず家族に感謝を伝えてほしい。
自分も伝えるから、予告どおり今日はもう早々に退庁する。
自分の終わりにあたっての所感は、土日に振り返り、月曜に作業する予定だ。
君たちもこの土日はしっかり休み、月曜からの勤務に備えること。
これからが本番だ。
「終わりは始まり」
まさにそのとおりだ。
初任科はこれからの長い消防人生の最初の過程にすぎない。
しかしここでのことはずっと忘れないでもらいたい。
同期、教官は一生、君の味方だ。
58期の精鋭達よ、卒業おめでとう。
そして、ありがとう。
担当KR