そったく日記

三重県消防学校

初任科61期 救助・機器取扱訓練 スタート!

 4月18日、救助・機器取扱訓練がスタートし、本日の内容は救助員点検と基本結索を実施しました。

 救助員点検はヘルメットの着装状況、活動服のファスナーの不備やアイロン掛けがされているか、編み上げ靴の不備はないかなどを点検するとともに、隊員の健康状態や規律について把握することを目的に実施しています。

服装の乱れは心の乱れである。いつでも災害対応できるよう、日々の心掛けが大事!身だしなみは要救助者へ安心を与える第一歩ということを忘れない。

 

 続いて基本結索を実施。消防では救助活動に限らず、あらゆる場面でロープを活用します。ロープは命を救う資器材ですが、正しい結索ができなければ命を失う危険があります。そのため、正しい結索を覚えることはもちろん、ロープを大事に扱わなければなりません。

 

 最後に、救助・機器取扱訓練では

「熱い気持ち 向上心」をもち

失敗を恐れず

継続する」を意識して取り組んでほしいと思います。

継続することで成長する。

継続するということは、同じことの繰り返しではなく、成長し続けること。

今は出来なくても、繰り返し繰り返し訓練を重ねることが大事。

我々消防の仕事にゴールはない。同じ現場はありません。

現場で失敗は許されない。

たった94時間しかないこの訓練を1分1秒無駄にしないように。

 

(救助・機器取扱訓練 担当 K.I)

 

 

 

初任科第61期 消防活動訓練 開始

4月16日火曜日、消防活動訓練の実科訓練が始まりました。

目標は、「即戦力の消防隊員となる」こと。

 

これから消防隊員としての基礎を学び、体力、精神力を強化する。

そして、同期とのをより強固なものにする。仲間(同期)のことを思い、何でも言い合える関係性こそが近道となる。

 

防火衣完全着装

ホース1本延長

訓練中、

全力でやる

真剣にやる』

を出す』

を忘れず、最後までやりきれば必ず成長した自分に会える!!

 

(消防活動訓練 担当 N.Y)

 

 

初任科第61期 第1週目

 

 

4月9日 2日目

初めての日朝点呼。 

消防体操・体力向上運動・腕立て伏せ・ランニングを毎朝行います。

 

4月10日 

初めての訓練は消防の基礎となる訓練礼式

服装の乱れは心の乱れ 常に自身の服装に乱れはないか、意識してほしい。

 

校歌指導

まずは発声練習から。主訓練塔(8階)

消防士は、現場で大きな声が必要。大きな声の出し方、大切さを学びました。

 今年の学生は平均年齢が若く、大学、高校の学生気分が抜けていない学生が多い。ルールを守らない学生がいたり、時間を守れない学生が目立つ。1週目で学生たちは自分の弱さ・甘さ、悪いところを気付けたと思う。

 

「七転八起」人は必ずしもすべてのことで成功するわけではない。人は失敗から学ぶ。

 

指導された学生はこの失敗を生かし、社会人として公務員として、消防士として少しずつ成長してほしい。

 週末は、慣れない消防学校生活で疲れた体を休め、来週から始まる訓練に備えること。

初任科副担当 K.I

MPFA The 61th Fire First Course START!!

入校式

 

入寮受付

 

校内案内(慰霊碑)

 

学生にとって、今日から約8か月間(救急科救急課程期間を含む)の最初で最後の三重県消防学校初任科教育が始まる。

 

学生57名全員が「即戦力の警防隊員」となれるよう、一日一日を妥協せず、全力で取り組むこと。

 

現在(いま)という日はその時しかない。

後悔しないように頑張れ!

 

(初任科第61期 主担当 N.Y)

準備よし!

MPFA The 61th Fire First Course(初任科第61期)

【講 堂】

【大教室】

【訓練施設】

自己確保ロープ交換

改修を行った屋内訓練場

LED化した照明

入校式まで、あと2日

 

消防学校はいつでも準備よし!!!

4月8日月曜日、57名全員と会えるのを楽しみにしている。

(初任科第61期 主担当 N.Y)

 

 

 

令和5年度三重県消防学校教育訓練終了

 令和5年度は、大規模災害に備え、現状確認、安全確保、救助活動などの実践的な訓練ができる施設(ガレキ救助・倒壊家屋救助・土砂災害訓練施設)を整備しました。消防職員、消防団員や企業の皆様、当校の教育訓練課程に参加して、「救助者を助け出すにはどうしたらよいか」や「災害時に求められている役割が果たせるか」など再確認し実践能力を高めてみませんか。また、施設の貸出も行っていますので、自所属の研修にもご活用ください。

 

 また、半世紀にわたり、本校の給食を担当いただいた「厨房なか屋」さんが業務を終了されます。入校者に寄り添った、おいしい食事を毎日ご提供いただき、誠にありがとうございました。4月からは「てしおフーズ」さん、どうぞよろしくお願いします。

 

 そして、本校の教官や職員も異動します。3年間、教育訓練の質の向上や円滑な学校運営に尽力いただいたことに感謝するとともに、今後の更なる活躍を期待しています。

 

 令和6年度の教育訓練は、4月8日消防職員初任科(第61期)教育入校式から始まります。皆様の引き続きのご支援・ご協力をお願いいたします。

 

令和6年3月31日                    

 

                                                    三重県消防学校長  R.A

 

 

火災調査課程 第20期 修了式

2月26日(月)に開講した火災調査課程も修了式を迎えました。

最終日の3月8日(金)は、四日市市消防本部の甲田講師のもと、学生の皆さんが完成させた努力の結晶である「火災調査報告書」の報告会を終日行いました。
4つの調査班が発表を行い、模擬家屋燃焼実験の出火原因として導き出したのが、「石油ストーブからの出火orテーブルタップからのトラッキング」という結論でした。その後、正解発表として室内を撮影していた動画を上映し、「テーブルタップのトラッキング」により出火した状況を確認すると、学生の皆さんに笑顔と安堵の表情が見られました。火災調査班としての責務を果たした瞬間でした。

四日市消防支援隊


これをもって、本課程は全講義を終了しました。
2週間という短い期間のなかで、知識・技術の習得から火災調査報告書の完成まで、27名の火災調査官(学生)の皆様には大変なことばかりだったと思います。
ぜひ、この経験を活かして調査現場をリードしてください。

Complete investigation !

『やりきる調査』

 

2週間お疲れ様でした!!
(主担当教官K.I 副担当教官Y.A)