そったく日記

三重県消防学校

火災調査課程19期 最終日 調査結果発表

令和4年2月4日 火災調査課程 最終日

 

本日は1月31日模擬家屋から出火し、火災原因調査した結果を発表して頂きました。

31日、午後出火。火災原因調査開始。

1日、関係者聞き取り、出火建物の見分。

2日・3日、火災原因調査報告書作成。

 

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発表は班の特色が出ており、大変分かりやすくとても良い発表をして頂きました。

 

今回の出火原因はコンセントからのトラッキングでした。

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四日市市消防本部 永井講師 講師依頼から調整・事前実験・事前準備等して頂き本当にありがとうございました。

 

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 アンケート結果を見させて頂くと今回入校した学生のほとんどが火災原因調査に対して苦手意識をもってもっており、2週間の研修を終えて火災調査の面白さが分かった、自信がついたと書いてくれていました。私もすべての講義を受けさせて頂くことはできませんでしたが、講師の方々の熱意、火災調査の面白さを感じました。

 

 今回の経験を機に火災調査現場で活躍されることを期待しています。また、所属職員に対して、少しずつ広げていって頂きたいと思います。2週間本当にお疲れさまでした。

 

最後に
 今回、火災調査課程を開校させて頂くにあたり多くの方にご協力頂きました。

講師に対し無理なお願いをさせて頂くことばかりでしたが、講師の方は快く受けて頂き、講師の方々、関係者の方々のご協力で無事終えることができました。

そったく日記に紹介させて頂いた以外にこの課程を実施するに当たりご尽力頂いた方々

製品評価技術基盤機構(NITE)西脇講師

大谷建築 様(模擬家屋建設)

レッカーJAMBO 様(車両火災用車両)

鈴鹿市清掃センター 様(模擬家屋収容物提供)

鈴鹿市不燃物リサイクルセンター 様(模擬家屋収容物提供)

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皆様本当にありがとうございました。

主担当 Y.A

副担当 KR

 

 

火災調査課程19期 後半戦

令和4年2月1日

 

火災原因調査2日目

本日も前日に引き続き四日市市消防本部の指導のもと原因調査を行いました。

 

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まず始めに四日市市消防本部所有のドローンにて上空からの写真を撮影。

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出火建物の住人に建物内部の状況を黒板に書きながら確認。

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建物内部では灰かきを行いながら、写真撮影を実施。出火箇所を特定していきます。

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灰かきを行い、床面の状況を確認。

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石油ストーブの鑑識を実施。

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四日市市消防本部 児玉講師、髙木講師、永井講師、林講師、中村講師、終日ご指導ありがとうございました。


令和4年2月2日

 

火災原因調査書類作成。

本日は終日大教室にて火災原因調査書類作成して頂きました。

報告書提出は3日18時までとなっており、学生の皆さんは夜遅くまで報告書作成することになると思います。大変だと思いますが頑張って下さい。

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Y.A

警防課程33期START

今日から令和3年度警防課程がはじまりました。

県内13消防本部から27名のFIREFIGHTREが集まり、

約2週間にわたり警防業務に必要な知識と技術を学びます。

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入校式ののちに、本日は四日市市消防本部から山本講師にご講義いただきました。

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緊急消防援助隊について、その沿革から部隊構成まで

詳しく分かりやすく話していただきました。

そして、一日の締めくくりには、三重県消防学校の

AdvancedFirefighterTrainingsystemにて炎&熱を感じてもらいました。

2日目に続いていきます。

 

                                  NOLO

火災出動指令 一般建物火災 出動隊 火災調査課程19期 以上

令和4年1月31日 午後

『出動指令 出動指令 一般建物火災 第1出動 鈴鹿市石薬師町 目標 三重県消防学校 出動隊 三重県消防学校火災調査課程第19期 以上』

 

『木造1階建て一般住宅から出火。建物内に煙が充満しているとの隣人からの通報、要救助者にあっては不明 以上』

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 今日から学生は火災調査を開始し、4日に調査結果を発表して頂きます。講義時間では足りず、毎年夜遅くまでかかり報告書作成します。

これは火災調査課程のメインとなる講義となります。班・火災調査課程19期全員で協力し、火災の原因究明をして頂きたいと思います。

 

四日市市消防本部 甲田講師・伊藤寛講師・永井講師・牛島講師・伊藤哲講師・伊藤良講師、事前の準備からありがとうございました。

 

Y.A

 

火災調査課程第19期6日目午前

令和4年1月31日 午前

 本日は鈴鹿市消防本部から勝井講師・竹口講師にお越し頂き電気火災について、ご講義頂きました。まず始めに電気に関する基礎から電気火災のしくみと立証について、ご講義して頂いた後に電気火災実験を行って頂きました。

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 実験内容は漏電遮断器の説明から短絡・トラッキング・ジュール熱・半断線の実験をして頂きました。

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 勝井講師・竹口講師、講義実施に伴う事前準備から講義実施まで大変だったと思いますがありがとうございました。


Y.A

火災調査課程19期 第1週目終了

令和4年1月25日

 2日目は鈴鹿市消防本部 吉川講師から調査書類作成、灰かき・見分要領についてご講義頂きました。吉川講師の講義は毎回学生から好評を頂いており、今課程で4期連続でご講義を行って頂いております。

吉川講師には事前に講義準備のため何度もお越し頂き、当日は実際に燃焼させた小規模家屋を使用しての現場見分要領等、熱いご講義を頂きました。

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学生の皆さまは慣れない作業に苦しみながも楽しんで調査技術・知識の習得に励んで頂きました。

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『真実は現場にある。』

 

令和4年1月26日

 3日目は紀勢地区広域消防組合消防本部から中世古講師にお越し頂き、書類・図面作成についてご講義頂きました。

消防学校の教室を実際に計測して頂き、図面にしていくという実習を行って頂きました。

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午後からは津市消防本部 笠井講師をお越し頂き、火災報告・損害調査についてご講義頂きました。今回は実際に損害額を計算して頂く実習も行って頂きました。

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令和4年1月27日

 4日目は伊勢市消防本部から奥山講師・大西講師・野口講師にお越し頂き、微小火源についてご講義頂きました。

 微小火源とは炎のない火源でたばこ、線香、火花、火の粉など燃焼部分の形状及びみかけ上のエネルギー量の極めて小さい発火源のことを指します。エネルギーは極めて小さいですが条件が重なることで火災に至ります。

 始めにご講義をして頂いてから、屋内訓練場にて実習を行いました。

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 三重県自動車整備振興会 深井講師にお越し頂き、車両構造・メカニズムについてご講義頂きました。5日目にある車両火災に向け、車両についてより詳しく知識の習得して頂くためにご指導頂きました。

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 三重県警察本部 出口講師・不二井講師 鈴鹿警察署 末崎講師にお越し頂き、機器取り扱い・撮影要領についてご講義して頂きました。

 火災が起こった際に消防は火災の原因を調査するため現場を撮影します。火災現場の建物は黒くなり、水で濡れ、炎・太陽の光あり、光があることで影もできるという悪条件でも証拠となる写真を撮影しなければいけません。

 出口講師は三重県警察本部撮影のエキスパートで、三重県警察学校でも指導されています。出口講師の今まで経験・知識を丁寧にご指導して頂きました。 

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実習では逆光・夜間という悪条件の中、どうすれば撮影したいものを撮影するか、ポイントを押さえながら指導して頂きました。

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令和4年1月28日

 5日目は名古屋市消防局 丹羽講師・中村講師にお越し頂き車両火災についてご講義して頂きました。講義して頂いた後、今回初めて実車を準備し、燃焼実験・見分を行って頂きました。

 

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 午後からは総務省消防庁 消防大学校 消防研究センター 宇津野講師をお招きし、燃焼機器の鑑識について、ご講義を行って頂きました。講義の後半には燃焼機器(ガスコンロ・石油ストーブ)の鑑識実習を行いました。

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 第1週目が終わり、いよいよ2週目からは実際に模擬家屋を燃焼させ、火災原因調査を行って頂きます。今まで学んできたことをもとに、火災調査課程19期全員で協力しながら、火災調査を行って下さい。

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火災原因の特定に向け、

『やりきる調査』を!


Y.A












 

火災調査課程第19期 開講

 本日から火災調査課程第19期教育が始まりました。

 

 県内15消防本部から34名の学生が入校し、10日間の日程で実施します。

 火災調査課程の目的として、火災調査担当者として、必要な法令及び調査技術等に関する専門的知識と技術を習得することなっています。

 

 1週目には火災調査に関する知識・技術の習得を行い、2週目には模擬家屋(6畳)にて発生した火災の原因調査を行い、火災調査報告書を完成するところが到達目標となっています。

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 午後からは四日市市消防本部の永井講師から「火災調査の意義と重要性」、津市消防本部の前野講師から「火災原因調査関係法規」についてご講義して頂きました。

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 世間ではコロナウイルスが感染拡大している状態ですが、感染防止対策を行って頂きながらまずは課程を無事に終えること目標にしながら、講師の方々から知識・技術の伝承、県内消防本部での火災原因調査に関する情報交換等もして頂きながら、実りある課程にして頂きたいと思います。

 

 Y.A