そったく日記

三重県消防学校

令和5年度 消防職員 上級幹部科(第10期)教育

 令和6年1月9日(火)から12日(金)まで、県内10消防本部から13名の学生が入校し、4日間の日課で、消防職員上級幹部科(第10期)教育を実施しました。

 本教育は、消防組織の上級幹部職員として必要な知識や管理能力、幹部として相応しい人格や指導力を習得することを目的としており、職員指導、人事管理、報道対応や情報公開、危機管理、メンタルヘルス対策等の講義を行いました。

 

入校式

女性活躍の推進(川崎市中原消防署長 熊谷講師)

人事管理と働き方改革(坂倉防災研究所 坂倉講師)

地域防災力の充実・強化(名古屋市消防局 消防課地域安全係 市川講師)

研究討議発表

               修了式

 

 これから、上級幹部職員として、消防を取り巻く環境の変化や消防行政の動向等をしっかりと理解し、平時より部下を指導するとともに、非常時にあっては、あらゆる災害に対し、組織としてその機能を十分に発揮できるよう、所属職員を統率し的確な指揮命令を行うことが求められています。

 今回、消防学校で得た知識や身に付けた心構え、危機管理対応力などを活かし、ぜひ、リーダーシップをいかんなく発揮していただきたいと思います。

 

最後に、本教育においてご講義を賜りました各講師の皆さまに心より感謝申し上げます。

 

 

上級幹部科担当:Ito

 

令和5年度 気管挿管フォローアップ研修2回目

12月22日に県内の救急救命士を対象にした気管挿管フォローアップ研修2回目が開催されました。

救急救命士は、心肺停止状態の傷病者の命を救うために、医師の指示のもと気管挿管という処置を行うことができます。

 

鈴鹿医療科学大学丸山教授を講師として、気管挿管に関する知識を座学で学び、実習では処置の手順や手技の要領などを指導していただきました。

受講生は、丸山教授の貴重な講義を真剣なまなざしで聴いていました。

実習では、指導救命士に協力を得て、様々なシミュレーション訓練を行いました。

 

この講習が終わると受講生たちは、各地域の病院で気管挿管認定のための病院実習を行います。

受講生の皆さん、今日学んだことを病院実習で役立ててください。

 

そして、ひとりでも多くの市民の命を救うために、現場で活躍することを願っています。

 

K.I

初任科第60期 卒業式

令和5年12月20日

 

初任科第60期教育及び救急科救急課程第26期教育閉講式が無事に終了致しました。

4月10日の入校式から約8か月間、消防本部の方々、病院関係の方々、家族に支えられ消防学校生活を過ごしてきました。

 

卒業証書授与

 

学校長表彰(最優秀賞)

鈴鹿市消防本部 前田 翔太郎

 

学校長表彰(優秀賞)

津市消防本部 関 秀徳

鈴鹿市消防本部 宮﨑 優

 

学校長表彰(優良賞)

四日市市消防本部 中馬 渉

四日市市消防本部 島田 聖也

四日市市消防本部 岡田 将樹

 

学校長表彰(敢闘賞)

三重紀北消防組合消防本部 川端 康太

鈴鹿市消防本部 濱口 翔

伊賀市消防本部 山本 友希

 

感謝状授与

総代  津市消防本部 関 秀徳

副総代 四日市市消防本部 須﨑 洸介

    鈴鹿市消防本部 前田 翔太郎

    亀山市消防本部 龍 海翔

 

『学生謝辞』

学生代表 津市消防本部 総代 関 秀徳

 

三重県知事激励」

 

 

卒業生諸君へ

これから苦しいこと、迷うこと、逃げ出したくなるようなことが多くあると思います。そんな時は初任科第60期で共に喜び、泣き、汗を流した仲間たちのことを思い出してほしい。同期の絆を大切にし、相談し、頼り、どんな困難なことがあっても乗り越えていってほしい。

 

講義の中で話したことを実行し、継続させてほしい。

①努力をする ②謙虚にして驕らず

③反省する ④感謝する

⑤善行、利他行を積む ⑥感情的な悩みをしない

 

強く・優しい消防士となり、信頼される消防士になってほしい。

今後の活躍を期待している。

 

「卒業おめでとう」

「ありがとう」

 

初任科主担当 Y.A

令和5年度 特殊災害科特殊災害課程(第10期)教育!

 令和5年12月7日(木)から15日(金)まで、県内15消防本部から19名の学生が入校し、7日間の日課で特殊災害科特殊災害課程(第10期)教育を実施しました。

 本課程は、化学物質、NBC災害等の消防対策に必要な専門的知識と技術を習得することを目標としており、放射線基礎知識、毒劇物・化学物質中毒の基礎知識、特殊災害に対する消防活動などの講義、除染方法、化学防護服着装、活動区域ごとの活動要領、想定訓練などの訓練を行いました。

入校式

放射線基礎知識(鈴鹿医療科学大学 武藤講師)

特殊災害に対する消防活動(株式会社エス・ティ・ジャパン 山本講師、時田講師)

除染方法・防護服着装訓練

特殊災害概論及びNBC災害初動対応(大阪市消防局 池ノ上講師)

化学隊活動要領及び想定訓練(四日市市南消防署 片桐講師、特別化学隊)

NBC災害対応訓練(名古屋市消防局 太田(俊)講師、太田(慧)講師)

想定訓練(学生企画)

研究討議発表

修了式

 

 特殊災害時は、通常災害時(火災、救助、救急)の対応に加えて、活動区域の選定や防護服のレベル、必要資器材など、特殊災害モードに切替をする(スイッチを入れる)判断が大切であり、初動活動と組織的活動がより重要となります。

 今後は、消防学校で習得した知識・技術・判断力に加え、県内消防本部の仲間から得た情報を活かし、各種災害対応に備えていただきたい。

 最後に、本課程において、ご講義及び訓練指導を賜りました各講師の皆様には感謝申し上げます。

 

担当:Y.K

初任科第60期 消防活動総合訓練 終了


11月19日

消防活動総合訓練72時間の訓練が終了しました。

目標「即戦力の警防隊員」

 

三連梯子取扱訓練

火災性状確認

林野火災訓練

 

想定訓練(火災)

想定訓練(救助)




想定訓練の後半では火災想定・救助想定を行いました。

訓練目標は「全力で訓練を行い、良い失敗をする」「活動しながら周りを見れるようになる」

多くの良い失敗をしてくれたと思う。成功から学ぶことは少ないが、失敗から学ぶことは多くある。訓練で失敗したことは二度としてはいけないと感じたと思う。

 

『訓練に終わりなし』

残り5日、悔いが残らないように生活を送ってほしい。

 

初任科主担当 Y.A

消防職員初任科(第60期)教育総合査閲

 令和5年11月18日(土)、天候/曇り晴れ、気温/7℃、消防職員初任科(第60期)教育の総合査閲を実施しました。

 総合査閲は、初任科教育の訓練成果を学校長が確認するもので、通常点検から始まり、部隊訓練、体力向上運動、救助活動総合訓練、消防活動総合訓練を行いました。

 凛とした寒さの中、各消防本部の消防長等をはじめ、ご来賓の方々、学生のご家族や友人など約300人の方々にも総合査閲を観覧いただきました。

 初任科生64名は、4月10日に入校以来、「即戦力の警防隊員」になることを目標に約7か月間におよび基本訓練を積み重ねて、日々努力を続けてきました。

 消防人として心技体ともに大きく成長した姿で、これまでの訓練成果を十分に発揮してくれました。

『通常点検』

『部隊訓練』

『体力向上運動』

『救助活動総合訓練』

『消防活動総合訓練』

 初任科修了式まで残りわずかとなりましたが、学生達は横断幕、懸垂幕に書かれた「支えてくれた皆に感謝」「素直、謙虚、感謝」の気持ちを常に忘れることなく、これからも成長する努力を続けていきます。

「訓練に終わりなし」

 

担当:Y.K