そったく日記

三重県消防学校

令和5年度 特殊災害科特殊災害課程(第10期)教育!

 令和5年12月7日(木)から15日(金)まで、県内15消防本部から19名の学生が入校し、7日間の日課で特殊災害科特殊災害課程(第10期)教育を実施しました。

 本課程は、化学物質、NBC災害等の消防対策に必要な専門的知識と技術を習得することを目標としており、放射線基礎知識、毒劇物・化学物質中毒の基礎知識、特殊災害に対する消防活動などの講義、除染方法、化学防護服着装、活動区域ごとの活動要領、想定訓練などの訓練を行いました。

入校式

放射線基礎知識(鈴鹿医療科学大学 武藤講師)

特殊災害に対する消防活動(株式会社エス・ティ・ジャパン 山本講師、時田講師)

除染方法・防護服着装訓練

特殊災害概論及びNBC災害初動対応(大阪市消防局 池ノ上講師)

化学隊活動要領及び想定訓練(四日市市南消防署 片桐講師、特別化学隊)

NBC災害対応訓練(名古屋市消防局 太田(俊)講師、太田(慧)講師)

想定訓練(学生企画)

研究討議発表

修了式

 

 特殊災害時は、通常災害時(火災、救助、救急)の対応に加えて、活動区域の選定や防護服のレベル、必要資器材など、特殊災害モードに切替をする(スイッチを入れる)判断が大切であり、初動活動と組織的活動がより重要となります。

 今後は、消防学校で習得した知識・技術・判断力に加え、県内消防本部の仲間から得た情報を活かし、各種災害対応に備えていただきたい。

 最後に、本課程において、ご講義及び訓練指導を賜りました各講師の皆様には感謝申し上げます。

 

担当:Y.K