そったく日記

三重県消防学校

特殊災害課程(第9期)最終日

 本日、特殊災害科特別科指揮課程(第9期)教育の7日間が修了となりました。

 

2月21日(月) 6日目

①ガス検知器について

理研計器株式会社 片岡講師

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 ガス検知器の商品説明と取扱い方法、保守点検等をご講義いただき、ありがとうございました。デモ器をお借りして、午後の訓練で使用させていただきました。実際の環境変化を数値と警報音で確認ができ、充実した訓練となりました。

 

②特殊災害活動訓練(災害事例・想定訓練)

名古屋市消防局 消防部特別消防隊第五方面隊 浅田講師 向田講師

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 三重県内で特殊災害事例が少なく、名古屋市内の災害事例をいくつか紹介していただき現場活動の経験を聞くことができました。

 

想定訓練1 化学実験中に硫化水素発生

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実験室内で検知、救出活動

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訓練の振り返り

 

想定訓練2 工場内で二酸化炭素が噴出

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現場上空をドローンで視認

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工場内を検索、救出

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訓練の振り返り

 午後からの訓練は、出動指令→現場到着→・・・救助活動・・・→トリアージ医療機関選定までの訓練を実施しました。訓練後の振り返りで講師の方からアドバイスや検討事項等をいただき、現場に応じた対応、課題、気づきを得ることができました。貴重な経験ができ、講師の方々と要救助者(教官)本当にありがとうございました。

 

2022.2.22(7日目)特殊災害課程(第9期)最終日

①想定訓練(学生企画) 特殊災害訓練+α(ドローン)

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早期活動でドローンを使用し、要救助者有無の確認、建物進入口の確認、建物周囲の確認

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②想定訓練(学生企画) 特殊災害訓練(出動指令→帰署まで)+α(プライバシー保護)

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乾的除染+プライバシー保護

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救助活動終了、資器材撤収から帰署まで実施しましたが、いくつかの課題と気づきがありました。

 

③研究討議発表

1班から4班の研究討議発表、課程期間が短い中で各班が目的を持った研究検討の証です。

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④修了式 『誰一人、欠ける事無く修了式を迎えれた!!』

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 主担当として、この課程で『特殊災害訓練を各消防本部で、定期的に実施して欲しい。』という思いで計画しました。学生の皆さんは、訓練を立案→計画→実施→検討→継続する立場です。そのために、基本(部分)訓練→部隊訓練→企画訓練といった日課構成としました。

 

 この課程を通じての気づき、レスポンス・雰囲気・興味を持たせる・士気の向上・・・私も勉強になった7日間でした。

 特殊災害科特殊災害課程(第9期)の総代、副総代と学生の皆さん、本当にありがとうございました。今後とも各消防本部の繋がりを大切にして、『いかなる災害にも立ち向かう姿勢で、雰囲気の良い環境で訓練を継続しましょう!!』 T.M