そったく日記

三重県消防学校

初任科第51期学生入校おめでとう(初任科第51期教育入校式−古米校長奮闘記)


鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校では、満開の桜の咲く平成26年4月7日に初任科第51期教育の学生98名が入校しました。入校式にご来賓としてご臨席頂いた県議会防災県土整備企業常任委員長始め県消防長会会長、各消防本部消防長、危機管理統括監始め県関係の皆様、誠にありがとうございました。今後とも、関係各位の学生及び消防学校へのご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。

初任科の学生は、本年4月1日に15消防本部で採用されたのち、消防学校に入校し、救急科救急課程第17期教育を含んで、12月2日に卒業するまでの8か月の様々な学習や厳しい訓練を経て、消防本部に戻ります。この間、校長以下教職員、スタッフ全員一丸となって、学生全員が一人前の消防士となれるよう初任科教育に全霊を傾けていきます。

初任科の学生へ校訓の「規律、忍耐、信頼、創造」この4つの言葉を皆様に贈ります。消防職員にとって第1は規律です。消防は、危険な現場で隊としてチームで行動します。隊員の規律がないと活動はできません。第2は、忍耐です。住民の生命財産を守るという消防の崇高な使命を果たすためには、心技体の錬成は不可欠です。そのための訓練には忍耐強さが必要です。第3は信頼です。消防活動には隊員相互の信頼関係が不可欠です。住民からの信頼が最も重要です。第4は創造です。消防学校で今までとは違う、新しい自分を創造してください。校訓の言葉を教育や訓練で、実感することでしょう。

初任科の学生は、今日から12月2日までの約8か月間、消防職員として必要な知識や技術、体力、気力、チームワークなどをしっかりと身に付けるため、教育訓練に励むこととなります。訓練に臨んで、苦しいこと、つらいことも多々あるでしょうが、やり遂げた時の達成感もあるはずです。すべて、先輩が通ってきた道、やればできます。何事もやる気が大切です。学生には、98名の同期の仲間がおります。すぐそばに経験豊かで、熱意のある、すばらしい教官がおります。スタッフ一同、学生を常に厳しくも温かく見守り、誠心誠意、指導します。教官を信頼し、安心して何でも相談してください。

初任科第51期教育の学生諸君、消防学校への入校おめでとう!
初任科の学生は、今、消防人としての第一歩を踏み出しました。これから、各々が覚悟と気概をもって真剣に勉学に打ち込み、厳しい訓練に耐え、12月2日には、消防人として、公務員としての自覚と自信をもって、地域住民から、信頼される消防職員となられて、全員が揃って卒業式を迎えられることを期待します。(HM)