鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校では、桜の散る中、平成26年4月10日には、初任科第51期教育の体育授業の一環で5km走と消防体操、体力向上運動を実施しました。
午前は、学生の個々の現在の体力を測定するため、5km走が課せられ、2班に分かれてタイムを計測しました。全員が完走したことは喜ばしい限りです。
タイムは、早い者で18分代、遅い者で40分代でした。タイムはあくまで現時点の体力を図るものですが、遅い者は努力してタイムアップを図れるよう、走力を鍛える必要があります。
午後には、消防体操と体力向上運動の指導が行われました。水平回転やかがみ跳躍など11種の運動に取り組みました。
中腰で同じ姿勢を続けるため、中には足が攣る者もいましたが、何とか皆がリタイアせずにやり遂げました。正確に実施すれば、かなりの体力を消耗します。
来る消防活動訓練に備え、体力の向上を忍耐強く続ける必要があります。消防職員にとって体力向上運動は、あくまで基本です。きちんと形よくこなせるよう努力が必要です。
初任科の学生は、今、消防学校での第一歩を踏み出しました。これから、各々がプロの消防職員としての自覚をもって、真剣に勉学に打ち込むとともに、厳しい訓練に耐えられるために、体力の向上をいち早く図られるよう、精一杯の精進を期待します。(HM)