そったく日記

三重県消防学校

警防講習会を開催しました ! !

 本日は、消防団に入団して3年以上の消防団員を対象とした警防講習会を開催しました。四日市市鈴鹿市亀山市、津市、尾鷲市多気町、紀北町の各消防団から24名が入校し、訓練に励みました。

 午前中は、中継送水の訓練を実施しました。訓練に際して、ホース延長時の注意事項や中継送水・放水時のノズル圧力、送水圧力の設定に当たっては、延長ホースの本数及び筒先(管槍)のノズル口径のサイズの情報が必要であり、放水始めの伝達時には必ず伝えることの重要性について説明がありました。

 その後実際にホース延長を行いました。水利部署の元ポンプ車では、中継先のポンプ車までのホースの延長本数に応じて、圧力設定が行われます。中継先ポンプ車では、元ポンプ車から送水された水の圧力を連成計で確認します。また、放口から放水される水の圧力は、圧力計で確認します。

 午後からは、建物火災消火訓練施設(AFT)を使用して、消火活動中に直面する炎からの熱気を体験していただきました。火災室の床付近の温度は約100度、天井付近の温度は400度にも達します。消防士は何故低い姿勢で消火活動するのか、消火活動時の防火衣の完全着装及び低い姿勢での消火活動の重要性を身をもって体験して頂きました。






 その後、4名1組で火災防ぎょ想定訓練を実施しました。消火活動訓練では、午前中の訓練を受けて、放水始めの伝令要領及び筒先員と補助者の連携、筒先員の交代要領、延焼拡大時の転戦の要領等を実践していただきました。また、階段延長やホースを2階ベランダから降ろしてのホース延長等も実施しました。各訓練とも参加者の方々は、大きな声を出し訓練に励んでいただいていました。

 現在、南海トラフ地震の発生等が危惧される中、常備消防だけでは対応不可能な大規模災害に備え、自主防災組織をはじめとする各関係機関と連携し、今後も災害に強い町づくりのため平素からのご尽力をお願いします。
 すべては市民の安全安心、そして明るい未来のために・・・
(Y.K)

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