そったく日記

三重県消防学校

第26期の警防課程が始まりました!

 
 警防戦術や機関運用についての基本事項を学ぶ警防課程が、10日間の日程で本日から始まりました。この課程では、座学と訓練を通して安全管理に重点を置いた上で、カリキュラムを実施していきます。

  
 入校式後には、担当教官から機関運用の講義が行われ、この10日間での約束事項の説明や実技が行われています。三重県消防学校では、筒先(管槍)の1人保持限界に対する機関圧力を定めており、筒先の口径や、ホースの太さ本数でどれだけの圧力が必要か、ホースに折れはないかを確認する必要性等を伝えています。これらのことを守らずに、放水圧力をどんどん上げてしまうと重大な事故につながりかねません。(ホースに折れがある場合と、折れがない場合の水圧を体感しています。)

 
 午後からは、大阪市消防局から大塚講師にお越しいただき「損失補償と損害賠償」についてご講義いただきました。私たちの活動根拠は消防法に定められています。場合によっては一般住民に対し、この権限を強要する条文もあります。住民や組織に迷惑をかけないためにも、これらの権限を正しく理解することが重要です。災害現場では、予期しないところから問題に発展していく可能性があります。どんなに些細なことでも、自分の判断で片づけることなく必ず指揮者に報告すること。そして、現場活動は、組織での行動であることを認識することが重要です。 (O.H)

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