そったく日記

三重県消防学校

自衛消防隊の訓練終了(自衛消防隊特定教育−古米校長奮闘記)

  
2月19日、鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校では、平成26年度自衛消防隊の第2回特定教育が修了しました。17日から19日までの日程で自衛消防隊員として必要な知識や技法を習得するため、県内各地の企業・事業所の自衛消防隊員25名が自衛消防活動総論や安全管理などの学習、また、訓練礼式や救急、消防訓練、火災防ぎょ訓練などの実習や実技を実践しました。
  
昨年1月の四日市コンビナート事故や広島市の土石流による被害など各地で火災や風水害などの災害が発生しております。近い将来の東海・東南海・南海地震の発生は確実視されており、南海トラフ巨大地震も危惧されております。このような災害や火災に備えるため、事業所等における自衛消防隊の役割は重大となっており、日常の自衛消防活動が極めて重要となっております。その活動を支えるためには、日頃の訓練が必要です。その一助として、三重県消防学校では、一般、特定の教育課程を設けて、自衛消防隊教育を実施しております。
 
自衛消防隊教育の訓練活動の様子を紹介します。19日は建物火災消火訓練(AFT)施設を利用した熱気体験や火災防ぎょ訓練などを実施しました。写真は、19日の火災防ぎょ訓練の風景です。
  
今後は、ここで学んだ教育内容を参考にして、事業所における訓練の内容や頻度をさらに充実させ、ぜひ見直し頂いて、火災等災害への備えを万全とするとともに、皆さんの自衛消防としての使命と責任を再認識され、そのことにこだわりと自負をもって事業所における自衛消防隊の活動に生かして頂きたいものです。(HM)

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