そったく日記

三重県消防学校

初任科の訓練さらに本格化(初任科第51期教育消防活動・救助機器取扱訓練−古米校長奮闘記)

  
鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校では、6月下旬に入り、ぐずついた天候のこの頃ですが、平成26年6月26日、27日には、初任科の学生は、消防活動訓練と救助・機器取扱訓練の大きく2班に分かれて訓練を実施しました。
  
消防活動訓練では、建物火災消火訓練施設(AFT)を使っての放水訓練及び2階進入訓練、中継車を使ってのホース延長訓練を実施しました。
  
ホース延長訓練では、素早く空気呼吸器を装着し、消防車の前に集合します。隊員の集合次第、隊長以下5人1組で行動します。次々にホースを10から11本延長して、中継車に接続した後、2番隊がさらにホースを4〜5本延長し、放水壁に向かって放水します。2線目も4〜5本延長し、放水します。
  
救助・機器取扱訓練では、高所からのロープ救助訓練及び3連梯子による救助訓練を実施しました。要救助者を2人で抱え、1人がロープにより確保します。徐々にゆるめることにより地上に降ろして救助します。3連梯子では、高所で1人がロープにより確保し、要救助者役は、隊員の指示により、一緒に1歩ずつ降梯し、救助します。
訓練は、ますます高度化していきます。1つずつ確実に技術や安全管理を覚えていく必要があります。「当たり前のことを、当たり前のように、当たり前にやること」が確実にできること。
  
初任科の学生は、地域住民の生命財産を守る崇高な使命を持つ消防人としての自覚をもって、今以上に訓練や学習を忍耐強く続ける必要があります。使命達成のために、心技体知を磨く必要があります。1人前の消防士に成長するために、さらなる精進を期待します。(HM)

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