そったく日記

三重県消防学校

初任科の学生校外研修、愛知県消防学校へ(初任科第51期生愛知三重合同訓練−古米校長奮闘記)

  
8月21日、三重県消防学校では、初任科第51期教育のカリキュラムの一環として、愛知県尾張旭市にある愛知県消防学校を訪れ、校外研修を実施しました。初任科の学生96名が参加し、愛知県初任科第98期生137名との合同訓練に参加しました。
  
鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校を7時45分頃に出発し、9時30分頃に愛知県消防学校に到着、初任科の学生は、愛知県初任科の学生から歓迎を受けつつ、屋内訓練場に入場し、10時から愛知県三重県両校長から訓示を受け、訓練準備に入りました。
  
両校初任科の学生は、10時30分から12時30分まで午前の訓練、午後は、1時30分から3時30分まで、消防活動訓練と救助訓練(検索、ロープ渡過)を実施し、炎天下での4時間の訓練に一生懸命に取り組みました。
  
消防活動訓練では、愛知県と三重県の混成チームで寮の2階のベランダに事前設定された3連梯子を隊員が登梯し、地上から別の隊員が援護注水しつつ、要救助者1名を降梯させたのち、狭所ホースを展開し、2階進入を実施しました。皆、連携を取りながらてきぱきと活動していました。
  
救助訓練では、検索訓練と高所渡過訓練を実施しました。検索訓練では、面体着装のうえ、目隠しをして、5mほど移動し、要救助者を発見、合図を送った後、救出し、搬送しました。皆、迷うことなくきちんと検索、搬送していました。高所渡過訓練では、訓練塔3階及び4階にロープを張り、セーラー渡過及びモンキー渡過でわたりました。途中復帰できない学生もいましたが、概ね、無難にわたり終えていました。
  
午後4時から訓練終了式及び交流行事が行われました。愛知県初任科の学生によるオリジナルのエールが贈られ、三重県の学生は、非常に感激していました。シャワーで汗を流したのちに、愛知県初任科の学生が列を作り、初任科の学生を見送って頂きました。熱いエールと丁寧な歓迎・見送りに学生、教官一同感激しました。
  
このように、示唆に富んだ合同訓練や交流行事の内容や構成を考え、貴重な経験の機会を提供頂いた愛知県消防学校の校長以下教官及び職員の皆様及び愛知県初任科第98期の学生の皆様に、三重県の学生、教官ともども、感謝の意を表したいと存じます。本当にありがとうございました。

初任科の学生は、この経験を生かして、他県との連携も視野に入れ、一生懸命に日々の課題に取り組み、さらに心技体知を磨き、一日も早く一人前の消防士になれるよう精進してください。(HM)

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