そったく日記

三重県消防学校

3班編成で各種訓練を実施

三重県消防学校では、6月3日、4日、5日の3日間、初任科の学生は、玉掛け技能講習(校外)と消防活動訓練、救助・機器取扱訓練、消防活動訓練の3班に分かれて訓練を実施しました。
玉掛けとは、クレーンや移動式クレーンなどを使用して荷をつり上げる時に、ワイヤロープやチェーン及びその他玉掛け用具を用いて、荷をクレーンなどのつり具に掛けたり、外したりする作業のことをいい、資格取得のため6月1、2日の講義(学科)に引き続いて実技訓練を実施しました。
救助・機器取扱訓練では、初任科教育として今回初めて、3連梯子登梯訓練を実施しました。3連梯子は、2階進入などでよく使う救助機器の一つです。指揮者、1番員、2番員の3人1組で訓練を実施し、指揮者の指示する目標の場所に立て掛け、2番員が梯子の底部を足で固定し、梯子の取手を握ることで安全を確保して、1番員が登梯します。梯子上部で作業姿勢をとり、自己確保ロープを設定したのち、両手片足の3点支持で右側(左側)から2階へ進入します。終始戸惑いのみられる学生もみられましたが、安全で確実な操作・技術を習得してほしいと思います。
消防活動訓練は、3本のホース延長、放水訓練に始まり、車両誘導要領やホースカーを用いたホース延長訓練を実施しました。
 消防職員に必要な資格取得、そして救助、消防活動の各種訓練、全ては地域住民の生命、財産を守る崇高な使命達成につながっていることを自覚しながら、今以上に心技体知を鍛えてほしいと思います。
  

  

  

[H・M]