そったく日記

三重県消防学校

救助科 応用総合訓練2日目

昨日の穏やかな天候から一転して、違い冷たい風が吹く中、応用総合訓練2日目が行われました。
本日は、大規模地震が発生した想定で、教官から出される救助要請に基づき各班が救助訓練を実施しました。
津波発生時には、自らも高所に避難した後、救助活動を再開するなど限りなく実災害に近い状況を想定して訓練を行いました。


指揮本部では、刻々と入ってくる被害情報、救助要請、各班の活動状況を整理し、的確な指示を各班に送りました。
そして、各班では、ガレキからの救助、高所からの救助、火災対応、横転した車からの救出など、コントローラー役の教官から出される要請に、班で対策を検討し、救助活動を展開しました。





また、臨場感を出すため、食堂にお願いして、昼食は弁当を作って頂き、訓練会場で昼食をとりました。(校外訓練の際には、現地への弁当配達も対応頂いています)。
このように訓練の実施にあたっては、多くの方にご協力を頂いておりますことに、改めてお礼申し上げます。



こうした訓練を効果的に行うためには、どういった訓練設定を行うかが非常に重要となり、企画力が問われます。
今回、担当教官は、過去の災害事例に自らの考えを加えて多くの救助事案を設定し、多様な訓練が実施できたと思います。

学生にとっては、短時間に自分たちで考えて行動するといった訓練となり、応用力を高めるいい経験になったと思います。(今までの訓練は、タスクを与えて実施してきましたが、今回は、どうしたらいいかから考える総合的な内容で実施)
引き続き、消防学校としては、災害や事故事例の研究を行い、訓練の企画力向上に努めていきたいと思います。(K.A)
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