そったく日記

三重県消防学校

救助科、応用総合訓練が始まる

初任科・救急科に次いで、期間(1ケ月)の長い救助科も、今週で終わります。
今日(2日)からは、仕上げとして、応用総合訓練(想定訓練)が始まりました。
これまで、寒い中、訓練を行ってきましたが、日差しもあり久しぶりに穏やかな1日で、訓練を行うには絶好の条件でした。
交通救助、高所救助など、今まで実施してきた訓練の応用編といった内容で訓練を実施しました。
それぞれの班が、隊長の指示に従い、救助訓練を実施し、一つの訓練が終わるごとに、訓練の振り返りを行い、良かった点や反省点等の意見を出し合い、次の訓練につなげていきます。






救助活動にとって、安全、確実が最も重要ですが、活動の行程が分からない要救助者や家族からは、「一刻も早く」という迅速さが求められます。
また、要救助者を不安にさせない配慮も必要であり、救助隊員は訓練中にも声掛けを頻繁に行っていました。
救助隊員には、安全確実に、そして迅速に活動するという高度な技能が求められます。
そのためには、基礎をしっかりと身に付けた上で、いろんな課題(訓練)に取組み、訓練後には反省・検討を行い、次の訓練はよりレベル高くという反復を行うことで、本番に強い救助隊員になれるのだと思います。
訓練に目が行きがちですが、やりっ放しではなく、振り返りを行うことも向上するためには非常に重要です。
振り返り⇒因数分解⇒整理⇒応用、このコツを掴んで応用というプロセスを取ることで、1つの経験が何倍にもなります。
こうしたことは、受験シーズンに入ってきましたが、全てのことに通じることだと思います。
救助科の皆さんには、課程は残り少ないですが、経験を積み重ねて(とにかく実践して変化する)、応用力を高めて欲しいと思います。(K.A)
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