令和４年度は、三重県消防学校ＤＸ教育推進元年と位置付け、学生寮における無線通信環境し、学生一人一台の教育タブレットを整備して、映像やデータなどのデジタル素材を活用した教育を始めました。「今までテキストの写真で見ていた救助操法も動画なら更によくわかる」との声を実証するように、初任科の訓練においても、呑み込みが早いと感じられる場面がありました。令和５年度は、教官による訓練の模範展示など教育コンテンツを増やし、寮室内での自主学習に活用して、学生の学ぼうとする姿勢を応援していきます。
また、令和５年度は、ガレキ救助訓練施設や土砂災害訓練施設を整備して、大規模災害に備えた救助訓練等に取り組みやすい環境を整えます。本校が実施する教育訓練はもとより、各消防本部や消防団の自主訓練に利用いただくことで、大規模災害時に、消防職団員それぞれに求められる救助能力の向上に努めていきたいと考えています。
最後に、本年の教育訓練を支えていただいた、各消防本部の皆様、外部講師の方々に御礼を申し上げます。また、本日をもって各消防本部に戻られる教官や異動する職員には、教育訓練の質の向上や、円滑な学校運営に尽力いただいたことに感謝するとともに、今後の更なる活躍を期待しています。ありがとうございました。
令和５年度の教育訓練は、４月10日、消防職員初任科（第60期）教育入校式から始まります。皆様方の引き続きのご支援・ご協力をお願いいたします。
令和5年3月31日
三重県消防学校長
森下教官・中田教官・渥美教官・鈴木教官
お疲れ様でした。次のステージでご活躍されることをお祈り申し上げ。
教官一同
