そったく日記

三重県消防学校

令和3年度中級幹部科(第30期)教育始まる!

 令和4年2月24日(木)から中級幹部科(第30期)教育が始まりました。3月4日(金)まで7日間の日程で実施します。

 組織の中で、上司の補佐と部下の指導育成を担う中間管理職として県内各消防本部から選ばれた23名が入校しています。平均年齢は41.8歳です。 f:id:rw126010:20220225154849j:plain

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 中級幹部科は、中級幹部として必要な見識と管理能力を備え、中級幹部として相応しい人格を育成し、部下指導能力の習得を目的としています。

 講義中心のカリキュラムで、消防時事、人材育成、職場づくり、危機管理、教育技法などを学習します。

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2月24日(木) 第3限 「講話」 朝倉学校長

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第4限~第5限 「警防行政の動向と課題」 志摩市消防本部 竹内講師

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第6限~第7限 「緊急消防援助隊」 四日市市消防本部 山本講師

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2月25日(金) 第1限 「職場づくり」 四日市市危機管理室 坂倉講師

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第2限~第3限 「人事管理とリーダーシップ論」 組織デザイン 松﨑講師

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第4限~第5限 「訴訟事例」 山岸法律事務所 山岸講師

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第6限~第7限 「予防行政の動向と課題」 桑名市消防本部 鈴木講師


 今週ご講義いただきました講師の皆さま、大変お忙しい中、本当にありがとうございました。教官・学生一同、心より感謝申し上げます。

 

 中級幹部科(第30期)は、来週も全力で取り組みます。

 ★「お・ひ・た・し」+ネギラーメン!

 ★「信頼、健康、挑戦」!

 

~おまけ~

2月15日(火)、昨年12月に卒業した初任科58期の6名が、元気な顔を見せに消防学校へ来てくれました。

 それぞれの配属先で充実した日々を過ごしている話を聞けて、大変嬉しく感じました。これからも学ぶことを忘れず、多くの経験を積んで成長を続けて下さい。

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担当 Y.K



特殊災害課程(第9期)最終日

 本日、特殊災害科特別科指揮課程(第9期)教育の7日間が修了となりました。

 

2月21日(月) 6日目

①ガス検知器について

理研計器株式会社 片岡講師

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 ガス検知器の商品説明と取扱い方法、保守点検等をご講義いただき、ありがとうございました。デモ器をお借りして、午後の訓練で使用させていただきました。実際の環境変化を数値と警報音で確認ができ、充実した訓練となりました。

 

②特殊災害活動訓練(災害事例・想定訓練)

名古屋市消防局 消防部特別消防隊第五方面隊 浅田講師 向田講師

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 三重県内で特殊災害事例が少なく、名古屋市内の災害事例をいくつか紹介していただき現場活動の経験を聞くことができました。

 

想定訓練1 化学実験中に硫化水素発生

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実験室内で検知、救出活動

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訓練の振り返り

 

想定訓練2 工場内で二酸化炭素が噴出

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現場上空をドローンで視認

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工場内を検索、救出

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訓練の振り返り

 午後からの訓練は、出動指令→現場到着→・・・救助活動・・・→トリアージ医療機関選定までの訓練を実施しました。訓練後の振り返りで講師の方からアドバイスや検討事項等をいただき、現場に応じた対応、課題、気づきを得ることができました。貴重な経験ができ、講師の方々と要救助者(教官)本当にありがとうございました。

 

2022.2.22(7日目)特殊災害課程(第9期)最終日

①想定訓練(学生企画) 特殊災害訓練+α(ドローン)

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早期活動でドローンを使用し、要救助者有無の確認、建物進入口の確認、建物周囲の確認

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②想定訓練(学生企画) 特殊災害訓練(出動指令→帰署まで)+α(プライバシー保護)

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乾的除染+プライバシー保護

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救助活動終了、資器材撤収から帰署まで実施しましたが、いくつかの課題と気づきがありました。

 

③研究討議発表

1班から4班の研究討議発表、課程期間が短い中で各班が目的を持った研究検討の証です。

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④修了式 『誰一人、欠ける事無く修了式を迎えれた!!』

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 主担当として、この課程で『特殊災害訓練を各消防本部で、定期的に実施して欲しい。』という思いで計画しました。学生の皆さんは、訓練を立案→計画→実施→検討→継続する立場です。そのために、基本(部分)訓練→部隊訓練→企画訓練といった日課構成としました。

 

 この課程を通じての気づき、レスポンス・雰囲気・興味を持たせる・士気の向上・・・私も勉強になった7日間でした。

 特殊災害科特殊災害課程(第9期)の総代、副総代と学生の皆さん、本当にありがとうございました。今後とも各消防本部の繋がりを大切にして、『いかなる災害にも立ち向かう姿勢で、雰囲気の良い環境で訓練を継続しましょう!!』 T.M

特殊災害課程(第9期)5日目

 特殊災害課程、スタートから早くも5日目が終えました。

学生の意識・訓練に対する姿勢・絆・雰囲気、盛り上がっております。

 

2月17日(4日目)

放射線基礎知識

鈴鹿医療科学大学 武藤教授 

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 他の課程でもお世話になっている武藤教授に放射線基礎知識をご講義いただきました。分かりやすく丁寧にご講義いただき、放射線の理解が深まりました。学生の質問に分かりやすく回答いただき、ありがとうございました。

 

②毒劇物・化学物質中毒の基礎知識

公益財団法人 日本中毒情報センター 梶原講師 米谷講師

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 日本中毒情報センターは、身近な誤飲・誤食等の身近な事故から意図的な過量服薬、工場等の集団災害や化学物質によるテロ等の危機管理まで幅広く活動されている『中毒情報のプロフェッショナル』です。

 リモート講義でご不便をおかけし申し訳ございません。早くから通信テスト等の調整をしていただきありがとうございました。

 

2月18日(5日目)

化学隊活動要領及び想定訓練

四日市市消防本部 南消防署 鈴木講師 井戸講師 西井講師 川村講師 米川講師 宮園講師

①講師紹介

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②資器材展示・説明

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③初動活動要領(部分訓練)

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③ホットゾーン内活動要領(部分訓練)

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④ウォームゾーン内活動要領(部分訓練)

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⑤士気を高める

 想定訓練前に学生18名と主担当で円陣、皆で士気を高めました。

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⑥想定訓練

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 講師の皆さん、訓練計画・訓練準備・各種展示訓練等のご支援ありがとうございました。天気にも恵まれ、部分訓練を積み重ねて想定訓練へと充実した一日となりました。

 

 四日市市消防本部 南消防署の皆さん、ご協力とご支援ありがとうございました。

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T.M







 

特殊災害課程(第9期)3日目

本日、特殊災害課程(第9期)が開校し、3日目となりました。

 

2月15日(2日目)

①テロ対応活動要領、装備品展示

 三重県警察 警備部機動隊から4名の講師による、講義と装備品の説明等を受講しました。

 警察の任務、消防の任務を共有することで、繋がりが深まった内容となりました。近年、多種多様する災害に備えて他機関との情報共有をする場によって、災害現場での連携に繋がります。

 是非、次回もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 

②特殊災害活動要領、特殊災害事例

 四日市市消防本部 南消防署 鈴木講師

 

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 特殊災害活動要領の講義では、特殊災害の知識や活動要領を学び、18日に活動訓練を実施します。鈴木講師は、消防大学校でNBC災害コースを受講され、本課程にフィードバックするために資料と訓練計画を作成・準備をしていただきました。本当に感謝しております。

 

2月16日(3日目)

①爆発物災害概論 高圧ガス災害概論

 三重県防災対策部 濱口講師 小林講師

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 花火は夏場になると癒されます。しかし、花火は爆発物(火薬類)で製造工程、花火大会において、大惨事になることがあります。危険性の再認識ができたと思います。

 高圧ガス災害概論では、身近にあるプロパンガス、タンクローリー、コンビナートにある高圧ガス貯槽等の危険性を学びました。日常生活で必要不可欠な物ですが、災害となれば被害が拡大します。

 三重県防災対策部の濱口講師、小林講師ありがとうございました。

 

②特殊災害活動訓練 部分訓練

トリアージ訓練

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化学防護服(レベルA、レベルC)着装訓練及び脱着訓練

化学防護服(レベルB)の着装訓練及び脱着訓練は、各消防本部の宿題としました。

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初動訓練 出動指令から現場到着まで(教官展示のみ)

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化学防護服(レベルA)要救助者救出、情報共有訓練

訓練をやってみて、『課題と気づき』、訓練後の振り返りでたくさんの発言がありました。大切ですね!

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乾的除染、部分水滴除染(教官展示のみ)

緊急除染+α

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 各消防本部で特殊災害訓練は、『時間がかかる、資器材の準備・撤収・人員等で訓練頻度が少ないと思います。』部分訓練で要点を実施すれば約半日で一通りの訓練が出来ました。

 本日の気づき、、、『訓練で得た課題・気づきを共有し、工夫とアイデアを生かす。全ては、要救助者と隊員の命を守るためです!!』  T.M

特殊災害課程(第9期)開校

 本日から消防職員 特殊災害科 特殊災害課程(第9期)教育が始まりました。

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 県内13消防本部から学生が入校し、7日間の日課で実施します。

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 本課程の教育目標は、『化学物質、NBC災害等の消防対策に必要な専門的知識と技術を習得すること。』

 特殊災害の現場は、通常の災害(火災、救助、救急)と異なり、専門的な知識及び技術、安全に活動ができる装備で、組織的な活動が求められます。また、汚染拡大防止や2次災害発生防止が必須となります。

 

①生物災害・バイオテロ対策 三重県保健環境研究所 北浦講師

 化学災害・テロ対策 三重県保健環境研究所 吉村講師

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②特殊災害概論 消防大学校 小野寺助教

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 専門的な知識が多い中で、分かりやすい資料を提供していただき感謝しております。また、新型コロナウイルス感染拡大でお忙しいところ講師の方々、本当にありがとうございました。

 

 学生の皆さん、この7日間で専門的知識の習得、普段と違った特殊な活動訓練になりますが、まずは各消防本部で可能な活動ができるように、基本的な活動を習得できるようにカリキュラムを組みました。訓練で得た気づき、各消防本部の課題等を学生間で共有してほしいです。

 各消防本部から素晴らしいメンバーが集結しました。是非、有意義な7日間にしましょう。

 今日の気づき、、、レスポンス大切ですね。    T.M

 

警防課程33期 FINAL WEEK → AT LAST

警防課程33期、最終週。

基本から応用へつなげていきます。

 

林野火災対応訓練

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浅瀬への吸管投入、木々の間のホースライン、斜面を駆けのぼり火点へ向かいました。

 

燃焼訓練

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炎・煙・熱。体感を得るとともに屋内進入と注水の効果を確認。

 

学生企画訓練

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訓練の目的、効果について考え、やってみて、その結果を共有しました。

 

そして、ついに

 

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本日、修了式を終え、自分の持ち場へと帰っていきました。

 

この課程が自分を見つめなおすきっかけとなり

ともに汗を流した思い出が厳しい訓練を続けていく励みとなればと思います。

訓練に終わりなし。

                                   NoLo

警防課程33期 FIRST WEEK【ダイジェスト版】

警防課程33期、FIRST WEEK。

知識を学び、活動へとつなげていきます。

 

消防大学校小島助教授  現場指揮と消防戦術、安全管理について  

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助教授の安全に対する想いが私たちに突き刺さりました。まさに体感でありました。

 

鳥羽市消防本部山田講師  警防行政  

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一番HOTな知識や研究結果を分かりやすく丁寧に教えていただきました。

山田講師の口調、テンポ、空気感は私達が理解しやすいように計算されたものでした。

 

ジャパン・タスクフォース & 横井製作所

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火災に対する知識の深さと経験則。そして、追究する姿勢。刺激となりました。

警防課程33期副担当教官  火災性状

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青空のもと、炎と煙を学びました。何よりも教官の魂が伝わってきました。

 

展示訓練

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一発目の訓練で、最高の緊張感を味わって欲しかったのですが、学生たちはそのプレッシャーをはねのけた展示を見せてくれました。

 

小隊活動訓練

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状況判断の訓練も大事ですが、まずは警防隊員としての動き、声を確認しました。

決して活動を緩めず、目的達成するパワーが必要です。

 

以上、警防課程33期 FIRST WEEKをダイジェストでお送りしました。

                                   NoLo