そったく日記

三重県消防学校

消防団員分団指揮課程・指導員科訓練始まる(消防団員分団指揮課程・指導員科教育入校−古米校長奮闘記)

9月6日、鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校では、平成26年度消防団員指揮幹部科分団指揮課程・指導員科教育の入校がありました。
今年3月に消防学校の教育基準が改正され、消防団員における大規模災害時における指揮者としての職責を自覚し、指揮能力を向上させるため、中級幹部科を抜本的に見直し、「指揮幹部科」として拡充強化することとなり、三重県消防学校においても、従来の幹部科と指導員科を見直し、新たに指揮幹部科を設け、その中に現場指揮課程及び分団指揮課程・指導員科を設置しました。消防学校では、他にも普通科、機関員科などの教育課程を設けて、消防団員教育を実施しております。
  
今日から1泊2日の日程で、分団を指揮し、指導する立場にある消防団員28名が教育技法や安全管理、幹部の心得、防災などの学習面や訓練指導要領(訓練礼式・救助活動)や災害対応図上訓練など実技面の指導方法などを訓練します。

消防団員の皆様には、地域住民の安心・安全を守るため、日夜、献身的に活動されていることに対して、深く感謝申し上げるとともに、心から敬意を表したいと存じます。
風水害や集中豪雨などの大災害が随所で発生しております。南海トラフ巨大地震もささやかれており、東南海・南海地震の発生も危惧されております。このような大規模な災害や火災に備えるため、消防団の役割は重大となっており、日常の消防活動がますます重要となっております。
  
本日の訓練活動の様子を紹介します。訓練礼式では、基本的な各個訓練を行いました。これは、分団指揮に当たって団員を指導していくうえで基本的な訓練で、号令のかけ方ひとつで隊の行動が違ってきます。規律ある団活動や団員の忍耐及び信頼を醸成していくうえでも重要な訓練です。救助活動では、搬送法を訓練しました。災害時には、応急の搬送などは重要です。団員への指導をお願いします。
消防団員分団指揮課程・指導員科教育入校の皆様には、2日間の訓練を通じて、ひとつでも気づきを見つけて新しい自分を創造して頂ければ幸いです。(HM)

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