そったく日記

三重県消防学校

第12回三重県警防技術交換会が実施されました

10月1日(木)、雨の中、三重県消防学校において、三重県消防長会主催の第12回三重県警防技術交換会が実施されました。
この交換会は、三重県内の消防本部が中隊活動における技術の交換をすることにより、連携強化及び警防技術の向上を図ることを目的に毎年開催されています。



今回は、下記の訓練が行われました。
・松阪・紀勢・東紀州ブロックの4消防本部による人命救助訓練
地震により5階建てビルの1階と2階が崩壊し、3階の要救助者を救助する。

・北勢ブロック5消防本部による火災防ぎょ訓練
 8階建てのオフィスビルの3階事務所から出火、消火活動と3階と8階屋上に取り残された従業員の救助を行う。(建物内の様子も映像で流されました)

・中勢、伊賀ブロック3消防本部による人命救助訓練
  化学工場火災により、化学溶剤に暴露した要救助者を救助、除染する。 

・伊勢・志摩ブロック3消防本部による火災防ぎょ訓練
2階建て共同住宅から出火、消火活動及び2階ベランダに要救助者1名と他に救助者がいるか検索して救助を行う。

参加された皆さんは、機敏に訓練を実施されていました。この経験をますます増加すると思われる各消防本部の連携活動に役立てて頂けるものと思います。
本日は、経験も豊富な消防職員さんが参加されており、複雑な作業も機敏に実施されていました。
この交換会を見て、初任科で実施している消防活動訓練、救助・機器取扱訓練で習得した技能が基本になっており、基本があっての応用ということを強く感じました。
初任科から救急科に移っていますが、学生は総合査閲が終わったと言って気を緩めることなく、初任科で習得した技能を高める努力を地道に継続してください。そして、近い将来、この交換会への参加もめざしてください。(K.A)

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