そったく日記

三重県消防学校

建物火災消火訓練(AFT)施設フル稼働

三重県消防学校には、県内消防職団員の消火技術の向上を図るため、火災、濃煙を伴う建物火災状況をリアルかつ安全に模擬し、実火災時と同様の臨場感溢れる各種総合的な消火活動訓練が繰り返しできる建物火災消火訓練施設(AFT)があります。(平成12年1月整備)
この施設を保有する所は、全国的にも限られており、消防学校のAFTは、学校教育はもとより県内外の機関の訓練にも利用されており、初任科が訓練を行わないこの時期もフル稼働しています。
今週は、19日に鳥羽海上保安部20日奈良県消防学校(救助科)、21日には、中電防災(14日に続いて2回目で四日市、川越、尾鷲等の発電所で防災にあたる保安長、副保安長対象)の皆さんが、施設を利用されました。
船舶火災、発電所等事業所火災への対応など、それぞれ目的を持って訓練をされていました。

最近は、火災も少なくなっており、こうした模擬体験を通じて、火災を知り、適切な対応を訓練しておくことは重要です。

この施設は、実際に燃焼させる等危険も伴うため、施設の状態を定期的に確認する必要があり、26日から28日の3日間は、専門業者による保守点検が予定され、訓練は行われませんが、その後も、消防学校の消防団や自衛消防隊等の教育をはじめ各消防本部の訓練など利用は続きます。
この施設での訓練を通して、消防技能のレベルアップにつなげて頂きたいと思います。

また、救助課程に入ってしばらくAFTの訓練をしていない初任科生は、月曜日から、各消防本部から来て頂いた救急救命士の指導を受け、心肺蘇生法、救急実技等に取組んでいます。 
救急課程の学習は大変だと思いますが、今まで実施してきたAFTでの訓練も忘れることなく、初任科再開後の消防活動総合訓練が安全確実に行える状態を維持してください。 (K.A)
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