そったく日記

三重県消防学校

初任科生、緊急消防援助隊合同訓練を手伝う

10月24日、桑名市長島運動公園において、平成27年緊急消防援助隊中部ブロック合同訓練・三重県総合防災訓練が実施され、初任科生は、訓練の運営を手伝いました。


この訓練は、養老―桑名―四日市断層帯震源とする内陸型地震震度7)が発生し、家屋やビルの倒壊、土砂埋没事故等で多数の負傷者が発生したほか、市街地火災等により甚大な被害が発生した想定で、中部ブロック6県(富山県、石川県、福井県静岡県岐阜県、愛知県)と滋賀県及び三重県内の消防機関、自衛隊、警察、海上保安庁、企業・団体等が参加して実施されました。
この訓練の実施にあたって、初任科生106名は運営を手伝うため、早朝5時30分に消防学校を出発して会場に向かい、駐車場案内、会場内安全管理、受付案内、要救助者役を分担して行いました。

来賓対応や来場者誘導案内など経験のない業務に一生懸命取り組み、主催者からも「頑張ってもらい助かった」と感謝の言葉を頂きました。
消防にはいろんな行事があり、こうした運営の経験も今後に役立つと思います。
また、大規模な訓練を見学できたこともよかったと思います。

さらに、前日の23日は三重県消防学校において、鈴鹿市消防本部と福井県隊、石川県隊との合同訓練が行われ、15時から約2時間の訓練をした後、訓練参加者は野営をして、24日の早朝、桑名の訓練会場に向かいました。
初任科生は、救急課程の合間を利用して、訓練やドクターヘリの見学を行いました。


初任科生の多くは、こうした大規模な訓練を見学した経験も無かったと思いますので、貴重な2日間であったと思います。
桑名会場で見学されていた住民の方から、「こうした訓練を見ると安心できる」という言葉を聞き、消防はじめ訓練参加機関への期待の大きさを改めて感じました。



初任科生は、消防職員として近い将来、こうした訓練に県内のみならず県外に出向いて参加することもあると思いますので、今回の体験を忘れることなく、訓練に励んで欲しいと思います。(K.A)

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