そったく日記

三重県消防学校

遡ること8月上旬の出来事

 暑い日が続いていますね。
 さて、初任科は今週から救急課程に突入していることは、ご存知と思いますので、少し時間を遡り、8月上旬の初任科前半戦の事をお話しします。
 8月上旬は初任科前半戦の仕上げの段階であり、座学の効果測定や消防活動訓練・救助機器取扱訓練の効果測定、更には訓練礼式の教官点検や体力錬成などが実施されました。
 訓練礼式は、小隊の編成を行い、点検の隊形に変換し、教官による点検を行います。まだまだ集団による「一つの音」までは到達していませんが、少々「消防人っぽく」なってきたのかなと思いました。表面上の「らしさ」だけではなく、内面から溢れ出る「凛」とした姿を見せてくれることを期待しています。





 体力錬成では、水泳とランニングを組み合わせ、ミニトライアスロンをチーム戦で行いました。炎天下でスイムとランを交互に行うため、多くの学生が足を痙攣しながら、声を掛け合い、励まし合い、支え合いながら完走しました。優勝チームには、教官たちの財布から購入した「豪華賞品(笑)」を贈呈しました。





 救助機器取扱訓練は、何も知らないところから始め、約100時間に及ぶ訓練を実施してきました。まだ「覚えた」程度であり、少し時間が空くと「忘れる」状況ですが、最後の教官想定訓練では、班で意見を出し合い、四苦八苦しながら訓練をしていました。自分たちの未熟なところを痛感したのではないでしょうか。最後の訓練後にA班B班の集合写真を撮影しました。4月に比べて少々「精悍な顔立ち」になってきました。



 最後に私の想いを書きます。消防とは、仲間の信頼によって活動し、住民の信頼を得て、住民から求められる崇高な仕事だと思っています。これからの地域の安全安心を担う初任科生には、どうか「シン(真・芯・心)」のある消防人、人間に成長してほしいです。(D.Y)
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