本日、初任科における「消防活動訓練」が効果測定を残し、全訓練科目が終了した。
思い返せば、入校当初の防火衣も着れない、ホースも伸ばしたこともない何も知らない状態から、
訓練を重ねるごとに成長し、
今や、2階部分への進入までできるレベルに達した。
しかしながら、ここでのこの訓練はあくまで消防士としての「基本中の基本」であり、「基本」を元に救急科後の「応用」へ進んでいく訳であるが、何事もこの「基本」は絶対に疎かにしてはいけないものである。
また、この訓練を通して「消防士」として必要なものは何なのか、感じとってもらたなら、学生が得たものは非常に大きいものであると思う。
必要なのは、単純に知識や技術、体力、精神力だけではない。
我々は、それだけではやっていけない。
担当としては、よく「考えて」何事にも取り組む人間であって欲しいと要望してきた。
消防の世界は「唯一の解」の無い世界だと言われ、方法、手段は一つだけではない。
考えた結果、迷うこともあるだろう。
しかし、迷った時は、「何が一番住民の利益となるか」を考えれば、自ずと答えは出るはずである。
君たちは、まだまだ成長し続けなければならない。
成長し続けることが義務である。
体はHOTに、頭はCOOLに。
今後に期待したい。
KR