そったく日記

三重県消防学校

警防課程34期教育 7日目(林野火災訓練)

 本日は警防課程の訓練で初めて快晴に恵まれ、消防学校の隣接地の雑木林から出火という想定で、近くの河川からポンプ車や可搬ポンプで取水し、延焼危険を考慮しながらホースを迅速に延長し、消火活動を行いました。

 今回の訓練では午前中に(株)モリタの担当者から機関運用及びCAFS(デモ含む)の講義をいただき、午後からの想定訓練のポンプトラブルにも対応していただきました。

 林野火災は冬場よりも3月~5月頃に多く発生し、降水量が少なく空気が乾燥し、強風が吹くこと等が増加の原因とされています。

 学生の半数は、林野火災への出場経験が少なく、実際に水量の少ない河川からの取水方法に戸惑いながらも、隊員間で協力しながら、活動を実施しました。

 林野火災の延焼を最小限に防止するには、早期覚知、延焼方向を気象状況(風向、風速、湿度等)から予測し消火活動を行う、また防災ヘリ等への早期応援要請が重要だと感じる訓練となりました。

主担当 H.H