警防課程34期教育が2月3日をもって終了しました。
最終訓練は2月2日に実施された学生企画訓練で、各班ごとに1想定を計画し3隊~4隊が活動する火災想定訓練を企画していただきました。
企画訓練の目的は、企画立案し訓練進行をおこなう運営側の立場を経験することで、安全管理の重要性や想定付与する難しさを今後所属での若手職員への指導に役立てて欲しいことが一つ、また学生は日頃からどのような訓練を求めているのかを教官側は今後の警防課程教育の参考にできればと思っています。
今回実施した内容も木造火災・中高層火災・地下火災等の想定が実施され、小隊間の連携や指揮隊活動の難しさを訓練を通して体感していました。
訓練終了後は、学生間でしっかり振り返りもおこない、今回の想定に類似した実災害が発生した時には、訓練で学んだ知識・技術を活かして欲しい。
最終日は資機材の点検、整備、車両洗車等を行い、午後から事例研究発表を実施し、修了式を迎えました。
学生達には、今回実際に生火を使用し学んだ炎や煙の発達行程や危険度、また隊連携や無線交信の大事さを今後の消防活動で国民の生命財産を守るため、また仲間や自分の命を守るため、常に日々変化する建物構造や生活様式に適応できるよう努力して頑張ってください。
それぞれの場所でご活躍することを教官一同心から願っております。
「一人でも多くの命・財産、仲間・自分を守るために...」
今回の警防課程は1週目、大雪に見舞われましたが、2週目からは晴天に恵まれ、全てのカリキュラムを無事終了することができました。
警防課程に携わっていただいた講師様や実習にご協力いただいた関係者様には心から感謝いたします。
主担当 H.H