そったく日記

三重県消防学校

総合査閲で訓練成果を披露(初任科第51期生総合査閲−古米校長奮闘記)

  
9月20日、鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校では、350人余の一般見学者や家族、消防関係者が見守る中で、来賓として、三重県消防協会岩木会長、三重県稲垣防災対策部長、三重県消防長会後藤会長、県内消防本部各消防長を迎え、初任科の学生による総合査閲が盛大に執り行われました。
  
ご来賓並びに消防関係者、ご家族、見学者の皆様には、初任科第51期生の総合査閲にお越し頂き、誠にありがとうございました。この場をお借りして、お礼申し上げます。
  
さて、総合査閲では、通常点検に始まり、部隊訓練、体力向上運動、徒手搬送訓練、検索救助訓練、ホース延長・放水訓練、ロープ訓練、火災救助訓練などを披露しました。
  
学生自らプログラムを考え、それぞれの知識・技術・体力に応じて、参加種目や指揮者、隊員など役割を決めるなど、日頃の訓練の成果を披露しました。
  
ロープ訓練では、オーバーハング降下や斜めブリッジ登はん、自力登はん、応用登はん、セーラー渡過、モンキー渡過、チロリアン渡過を披露しましたが、7月にロープ登はんを始めた頃は、8mの壁を登るのが難しかった学生がほとんどで、セーラー渡過でも途中でバランスを崩すことが多く、モンキー渡過はできない学生がほとんどにもかかわらず、今日の総合査閲では、15m登はんでも、モンキー渡過でも、皆、登はんや渡過に成功しました。学生の日頃の努力の成果で、嬉しく思います。
  
火災救助訓練では、要救助者役の学生を含め、隊長以下隊員、機関員、救急隊員など皆、それぞれの役割を果たし、てきぱきと迅速に規律正しく行動していました。皆、よくやってくれました。
  
総合査閲で訓練を披露するためには、他の者が準備や補助役としてよく協力していました。会場準備など総務課、教員皆が一致団結してよくやり遂げました。皆に感謝します。
 
初任科の学生は、来週から救急科第17期生として新しい局面を迎えますが、総合査閲で感じた「支えてくれた人々への感謝」を忘れず、これからもさらに精進を重ね、立派な消防人を目指してください。
(HM)

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