そったく日記

三重県消防学校

救助科応用総合訓練始まる(救助科救助課程第24期教育−古米校長奮闘記)

  
曇天のぐずついた天候で朝夕めっきり涼しいこの頃ですが、鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校では、今週は、救助科救助課程第24期教育における救助訓練が本格化し、10月17日から応用総合訓練が始まっています。
  
 先週17日は、応用総合訓練(低所救助)、今週20日は、救助機器取扱い訓練、21日は、応用総合訓練(交通救助)、22日は、応用総合訓練(火災救助)が実施されました。23日は、応用総合訓練(高所救助)、24日は、応用総合訓練(震災救助)が予定されています。この間、各消防本部の救助隊に講師としてご支援を頂いていることに対して感謝の意を表したいと存じます。
  
 21日の応用総合訓練(交通救助)に触れたいと思います。自動車事故を想定し、車の内外で動けなくなった複数の要救助者を救助する訓練です。交通救助では、現場の状況や事故の態様、要救助者の状態、油漏れの有無、事故車両の台数や車種などによって、救助方法や救助戦術、使用資機材などの選択が求められ、状況に応じた判断をする必要があります。要救助者の迅速な救助及び周囲の安全管理への配慮が必要です。
  
救助科の学生は、皆、隊長の指揮のもと、役割に応じて、素早く、きびきびした活動で訓練は適確に行われました。難しい想定でも、エアジャッキやストライカー、スプレッダー、カッター、エアソーなどの資器材を使いこなして、適確に訓練を実施していました。
  

救助科の学生は、今後とも、様々な場面で、救急科の学生の手本となるよう、行動されることを期待します。地域住民の生命財産を守る崇高な使命を持つ消防人としての意欲と気概をもって、より一層の精進に励んでください。
救急科の学生は、この間、救急の学習や実習に励んでいます。救助科の先輩に追いつけるよう、一生懸命に努力して。一日も早く、人の命を救うことのできる立派な消防士となってください。(HM)


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