そったく日記

三重県消防学校

救助科 応用総合訓練が始まる

本日(30日)から、救助科の応用総合訓練が始まり、初日は、松阪地区広域消防組合消防本部支援隊の皆さんに、交通救助の訓練指導をして頂きました。
今年の三重県内の交通事故死者数は、増加しており、8月末現在、人口10万人当たりの死者数は全国ワースト7位になっています。
運転には、十分注意して頂きたいと思いますが、不幸にも事故が起こった場合には、迅速・確実に、救助・救急業務を行う必要があり、車社会において、交通救助の技能は、非常に重要です。油漏れの有無、車の安定具合など状況を確認して、救助訓練にあたっていました。





一方、救急科は、救助後の処置も含め、救急業務に不可欠な心肺蘇生法実技の2回目を、鈴鹿市消防本部救急救命士の皆さんに指導して頂きました。
心肺蘇生法は、自らが実施するだけでなく、住民指導を行うこともありますので、指導法も含めしっかりとマスターして欲しいです。(16時間と最も時間数の多い実技)



救助と救急は切り離すことのできない業務であり、別々に訓練を実施していますが、円滑な連携が求められますので、救急科の学生には、一連の業務イメージを持って欲しいです。


また、プールでは、昨日から2日間、奈良県消防学校救助科の訓練が行われました。(三重県では、救助科を水難救助課程と救助課程に分けており、実施中の救助課程では、水難救助訓練は行いません)
訓練に臨む学生の皆さんは、習得した基本技能をベースに、訓練を通して、どんどん応用力をつけ、総合力を高めて欲しいと思います。
やればできる。しかし、急ぎすぎてはいけない。やっても思うようにいかないことも多々あると思いますが、信念をもってやり続ければ、きっと成果は出てきますので、くさらず頑張って下さい。

消防学校では、これから消防殉職者慰霊祭等多くの行事を控えており、秋本番を前に、除草作業を行っています。
早いもので、今年度も半分が過ぎようとしています。ブログもこの投稿で105件になりました。引き続き、消防学校の活動を紹介していきますので、ご覧頂きますようお願いします。(K.A)

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