消防学校では、12月12日に特別科指揮課程第2期教育の25名全員が修了されました。
12月8日の入校式の後、津市消防本部、大阪市消防局から講師を招き、「指揮者の心得」、「現場指揮要領」の講義を受講しました。12月9日から最終日にかけては、基本から応用までの現場指揮訓練を実施しました。10日は松阪地区広域消防組合消防本部のご支援により木造火災想定、11日には鈴鹿市消防本部のご支援により中高層火災想定の指揮訓練を実施しました。
また、最終日は特殊災害、多数傷病者、水難救助事案といった指揮訓練を実施しました。訓練の概要は、災害想定を付与して本番さながらに指揮机、指揮板、トランレシーバーなどを備えた現場指揮本部を設営し、刻々変化する状況に応じ、大隊長や指揮隊員、タンク車隊、ポンプ車隊、消防本部、電気会社、ガス会社、警察、報道機関、家族などに扮した学生がそれぞれの役割をこなしていく実践的な指揮訓練です。1班6人から7人の体制により4班で実施しました。
ご協力頂いた大阪市消防局を始め、県内各消防本部の皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。
現場で指揮を執る者は、刻一刻変化する状況に的確に対応する必要があり、活動方針の変更を恐れてはなりません。隊員の安全管理には最大限の配慮が必要です。
今後は、習得された知識や訓練手法により、さらに指揮能力を磨かれ、より一層の安全管理、指揮体制の整備、人材育成に取り組むことで、地域住民の負託に応えて頂きたいと心から願っています。
5日間大変お疲れ様でした。(HM)