そったく日記

三重県消防学校

消防活動への第一歩

消防といえば、消火活動を連想される方が多いと思います。
本日(20日)の消防活動訓練において、53期初任科生は、初めて、消火活動の基本である防火衣の着装(目標1分以内)、ホース延長、ホース巻き取りを繰り返し行いました。
先週には、学科を受け、映像等も見ており、頭では理解していたと思いますが、実際にやってみると、なかなかうまくできませんでした。
しっかりと今日のことを振り返り、次回につなげて欲しいと思います。



消防学校に赴任して1年目であった昨年は、「初めてでここまでやれるのはすごいなあ」と思いましたが、2年目になると、目も肥えて52期生の卒業時点のレベルと比べてしまい、厳しい評価になってしまいますが、これから充実した訓練を繰り返し、卒業時には、昨年を超えるレベルに達していることを期待します。


初任科については、例年通り2年目の教官を主担当とし、それぞれの学科や訓練を各教官で分担して実施しており、消防活動訓練については、主担当の教官が企画実施をしています。

主担当教官にとっては、所属消防本部の初任科生がいないため、後輩育成にかかわれず少し残念な思いもあると思いますが、一方で、中立的な(所属職員の心配をしなくていい)立場で、全体を見ることができるというメリットもあると思います。





そして、県南部の豊かな自然の中で育んだ強靭な身体能力をベースに、全国消防救助技術大会ロープブリッジ渡過部門に6年連続出場、三重県防災航空隊に3年所属した経験等から培われた体力、精神力、判断力や単身赴任という時間的余裕をフル活用し、強い信念を持って全力で初任科指導にあたってくれることと思います。
初任科生は、多様な経験や得意分野を持つ教官から多くのことを吸収して欲しいと思います。(K.A)

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