そったく日記

三重県消防学校

初の実技訓練

初任科は、学科での知識習得や消防体操、体力測定等を行ってきましたが、本日(19日)の午後、初めて消防活動にかかる訓練(救助・機器取扱訓練)を実施しました。
救助員点検(災害現場に赴く際には、救助服等をしっかり着こなすことが大切なため)、結索(ひと結び、とめ結び、ちょう結び、ヒューラー結び、8の字結び、2重もやい結び、3重もやい結び)を各班に分かれ行いました。



知っていることと実際やることは大きく異なり、初めてのことばかりで悪戦苦闘していましたが、繰り返し行うことで、だんだん、様になってきました。
これから訓練を積み重ね、消防に求められる様々な活動の基本を一刻も早く習得して欲しいと思います。

救助・機器取扱訓練は2年目の教官が担当しています。昨年は、1番年下であったという事もあり、学生のよき相談相手的な役割も担っていたことや1年目の遠慮もあり、本領発揮とはいかなかったかと思いますが、2年目になり存分に持てる力を発揮してもらえることと思います。



1年間の教官経験(救助課程を企画実施した等)は、自信や昨年を超えたいという情熱になっており、学生対応においても、本人は満足していないようですが、厳しさが求められる場面での迫力も増し、昨年以上に頼もしい教官として、指導してくれることと思います。
教官は、訓練を安全に実施するため、また、少しでも学生たちの技能習得につなげるため、訓練内容についても事前に十分検討し、準備をしていますので、厳しい指導も時にはあると思いますが、学生たちは教官を信じ、訓練に臨んでください。

昨日から、学生から提出される研修日誌に、各教官が分担してコメントを記載しています。日記に記載された内容に合わせ、教官がアドバイスや個性豊かな(時にはユニークな)コメントを記載していますので、学校生活の励みになると思います。
また、今後の指導にあたって必要となる学生の状況を把握するため、教官による個別面談も昨日から、夕食後の時間に実施しています。


教官には、訓練や学生指導等を通して、53期生にとって、記憶に残る教官になって欲しいと思います。(K.A)

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