そったく日記

三重県消防学校

3つの実技・訓練が実施されました

14日は、いつもの救急科の講義、実技に加え、三重県消防長会主催のオープンカレッジと中電防災株式会社の消防訓練が、消防学校の施設を利用して実施されました。
救急科では、午前中、医師から救急医療、災害医療等の講義を受け、午後からは、救急救命士から応急処置の実技等を学びました。

実技では、血圧計や聴診器の取扱等を体験しました。初めて扱う学生も多く、戸惑いながらも、班で協力して習得に努めていました。3人の講師の内の1人は、消防学校を卒業して4年目の頃から知っている職員さんでしたが、てきぱきと説明や指導をされており、以前より数段、頼もしく感じました。これまで、現場体験を積み努力してこられた成果だと思います。
救急科の学生たちも、救急救命士さんを目標に頑張ると思いますので、救急救命士の皆さんは、更なる知識技術の習得を図り、後進の指導にあたって欲しいと思います。
一方、消防学校のプールでは、水難救助をテーマにオープンカレッジが開催されました。今回は、プールに車を沈めるなど大掛かりな訓練でした。
水難の救助訓練は、いつ見てもハードな訓練です。訓練参加者の7割がこの5月に実施した「消防職員救助科水難救助課程第15期教育」の修了者で、皆さんの技能はさらに上達していると感じました。

このように消防学校の課程を修了された消防職員の皆さんが、学校へ来て指導や訓練をされる姿を見ると嬉しくなります。
また、建物火災消火訓練施設では、発電所等での火災に備え、中電防災株式会社の皆さんが、本格的な訓練を実施されました。
大規模な被害につながりかねない事業所火災への初期対応は非常に重要であり、こうした訓練を積み重ねることで、各事業所の防災力を高めて頂きたいと思います。



消防学校の施設において、火災、水難、救急と幅広い訓練が行われた1日でした。(K.A)

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