そったく日記

三重県消防学校

初任科55期卒業雑感(その2)

 くもり。少し冷えている。
 三重県の消防統計では、救急搬送件数は、H29約94,000件(H19約73,000件)と増加傾向に対して、救助出動件数は、H29約900件(H19約870件)と同傾向、火災件数は、H29約630件(H19約880件)と減少傾向となっている。
 こうした中で、学校の施設や環境を十分に活用して、様々な救助や火災を想定した訓練を提供する必要があると考えている。
 過日卒業式のあった初任科教育では、当初は、基本的な救助技術や放水技術の習得をめざし、最後の2か月は、付与した想定に対して、学生が持てる技術を組み合わせて、自ら判断して活動する消防活動総合訓練を行ってきた。
 学生のアンケート結果では、この活動が良かったという意見が多く、教官の諸調整により初めて実施できた林野火災訓練も体験出来て良かったと好評であった。
 卒業した学生には、この総合訓練での動きや、教官の助言を忘れず、指示に従い、的確に行動できる隊員となってほしい。(M.S)
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