そったく日記

三重県消防学校

4か月間の消防活動訓練を振り返って

4月15日から8月10日までの間、初任科学生102名は消防活動の基本を習得するために頑張ってきました。
防火衣着装、各種ホース延長及び巻取り、基本注水姿勢、車両点検要領、車両誘導要領、火災建物への1、2階進入要領(消火目的)を行ってきました。
消防活動の基本とは、火災の消火、延焼防止活動による被害の軽減と人命救助活動による生命、身体の火災からの保護を目的に行っております。
 特に今年度は訓練時の時間管理、限られた時間内に資器材準備、各班での訓練回数をいかに効果的に行えるか、訓練開始前のランニング(防火衣着装)時間を長く設け、常に万全の状態(身体、心)で現場活動に臨めるとは限らない、我々の任務を体験体現させて訓練を実施しました。訓練はAB班で実施され、各班52名の隊員(人員)ですが、ランニング終了時は10名前後の隊員が体調不良を訴え訓練(現場活動)参加できず、訓練途中にも離脱者が続出し、最終的には訓練隊員が半分ほどになってしまうことも多々ありましたが、それも訓練に対する個々の準備不足が招いた結果だと考えております。非常に肉体的にも精神的にも辛く苦しい訓練であったと思いますが、それを乗り越えさらに強くならなければいけません、12月には各所属に帰ることになります。
自分の命、仲間の命を守れない消防士が地域住民の方々の命を守ることなどできないと、常に教官たちから教えられた4か月だったと思います。夏休みが終わると救急科が始まり、10月中旬からは初任科教育が再開されます。
更なる成長のために教官たちと共に頑張ろう102名の隊員たち。(T.T)