そったく日記

三重県消防学校

初任科個人面談

先週から、第4回目の学生個人面談が行われています。
今までは、教官と副校長、総務課長が分担していましたが、今回、初めて、私も7名の面談を行いました。
私が担当した学生は、21歳以下の若い学生達で、皆、充実した消防学校生活を送っていますが、徐々に、卒業後、所属でやっていけるのかという不安も芽生えているようでした。
新しい職場と仕事、まして人命にかかわる仕事をする以上、不安はあって当然ですし、誰もが最初からうまくできるわけではありません。
不安が無い方が、私としては心配になります。また、漠然とした不安ではなく、具体的に不十分な点が分かっていたので、大丈夫だと思います。
消防の現場は、どれ一つとして同じではなく、常に、不安と緊張を伴いながら業務を行う必要があります。
少しでも、その不安を解消するには、基本的な技能を確実に身に付け、できることを増やし自信をつけると共に、できていないことを知り改善していくしかありません。
初任科集大成の査閲訓練も通過点でしかなく、習う事は永遠に続きます。残された消防学校生活においては、繰り返し訓練を行い、成功体験を増やし自信をつけると共に基礎的な知識、技術は確実に身に付けて卒業して欲しいと思います。訓練で失敗してもくじけなければ道は開けます。
(査閲訓練に励む初任科生 11月4日)



そして、本日、初任科生は、3日(文化の日)の代休で帰宅していますが、鈴鹿市消防本部主催の市内事業所の皆さんを対象とした訓練が、消防学校で行われ、約80名の皆さんが、消火、避難、救急等についての知識習得や訓練に取組まれました。



住民の皆さんを指導することも消防職員の大切な業務であり、初任科生も、消防のプロとしての自覚を持って知識習得や訓練に励み、自信を持って指導できるようになって下さい。
初任科も残り少なくなりましたが、個人面談の中で、そったく日記が帰宅時の家族での話題になっているとの話もあり、卒業までに、できる限り多くの学生が登場するようにしたいと思います。(K.A)

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