そったく日記

三重県消防学校

訓練は続く


全課程が終了し、消防学校の訓練はありませんが、訓練施設が空いているこの時期に、消防本部をはじめとした県内関係機関の訓練が行われ、今日から、事業所、消防本部、消防団の訓練と続きます。

本日(15日)は、県内事業所の自衛消防隊20名の皆さんが、消防学校の建物火災消火訓練施設(AFT)を利用して訓練を行っています。
実際に、火災に遭遇する機会は少ないので、熱気を体験できるAFT使用の希望を頂くのですが、施設の稼働率が高く、どうしてもこの時期になり、日数も限られます。
さすが事業所、資機材は充実しており、隊員の皆さんは、この資機材を使いこなした訓練を実施していました。
自衛消防隊のため、消防車や梯子は無く、その代わりに消火器や小型ポンプを使う訓練であり、見慣れた消防職員の訓練とは少し雰囲気が違いました。



幹部も見学に来られていたので、隊員さんは緊張されたかもしれませんが、皆さん真剣に取り組まれていました。
訓練後、責任者の方から実火対応の経験不足から、多くの課題が見つかったとのお話もあったので、是非、この経験を生かして頂きたいと思います。
国内では、今年に入り、工場や倉庫で大規模な火災が発生しています。
一たび事業所において、火災が起これば、被害も大きくなり、経済的損失や企業イメージの低下など、その影響は計り知れず、自衛消防隊の初期対応は非常に重要です。
事業活動である以上、自衛消防隊の責務は重いものがあり、参加された皆さんには、消防学校施設を使用できる貴重な機会ですので、有益な1日にして欲しいと思います。(K.A)

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