そったく日記

三重県消防学校

若葉寮生活

 本日は少し視点を変えて、学生生活をご紹介いたします。特に学生のご家族、ご友人…来年度、消防を目指している方々を含めて参考になればと思います。









 学生は授業終了後、管理教育棟から若葉寮へ移動します。社会的に考えれば会社から自宅へ帰るのと同じで、この20メートル程の渡り廊下が家路となります。その後、若葉寮の喫煙所で一服する学生、下駄箱前で編み上げ靴を磨く学生、復校日であれば車両点検を実施する学生など、それぞれに時間を過ごします。











 この間、毎日「日直」と「寮直」が学生に割り当てられており、担当学生は「日直日誌」を教官室に取りに行ったり、寮直室で電話対応など寮直勤務を行っています。










 17時30分前には、一番の楽しみでもある夕食の時間となるため、若葉寮1階の食堂前には「我先に…」の学生が列をなしているのが毎日の光景です。そのまま食堂に入り、食堂で夕食のメニューを自分の盆に乗せ、仲の良い学生と夕食を共にする束の間のひとときです。食堂の方々も学生の身体作りと健康保持のため、バランスの取れた食事をいつも提供していただきます。(感謝です。)









 食堂の片隅には売店があり、お菓子、日用品、ジュース、アイス、タバコなどが販売されており、学生は食事後の別腹を満たすために買い込み、食堂前のロビーでアイスクリームミーティングをします。この時間のロビーでは教官と学生が距離を近づけるところです。この1階ロビーは風呂上りの一杯(学校内は禁酒なので、炭酸ジュースなどになりますが…。)にも活用されます。










 さて、18時30分くらいから屋内訓練場内のトレーニング場や若葉寮内のトレーニング室で筋力トレーニングに励む学生、防火衣着装でランニングする学生がおり、訓練だけでは補えない部分を自主的に強化します。











 また、若葉寮の2階及び3階が寮室となっており、寮室で教科書を読んだり、研修日誌を記載したりする学生や図書室で資料を調べたり、作成したりします。身体だけではなく、知識も必要な消防では、自主的な勉強もまた必要であり、文武両道な消防人になるために日々精進しています。













 若葉寮2階には男子禁制の女子寮があります。少し覗いてみると、お菓子食べながら、談笑してロープ結索を実施していました。風呂上がりのフェイスパックも忘れずしているところがなんとも女子会らしいところです。












 最後は若葉寮1階奥にある浴場を紹介します。手前には脱衣所があり、浴室内には同時に約20人が洗えるシャワーで汗を流し、大浴槽で文字通り「裸の付き合い」をします。
 消防学校内の学生生活について、少しご理解を深めていただけたでしょうか?
 食堂やボイラー、清掃など多くの方々に支えられて、消防学校生活を送れることに日々感謝し、仕事としての訓練や勉強に励め。それが多くの方々への「恩返し」!!第54期学生よ!!心身ともに鍛え上げて、良き消防人になれ!!(D.Y)
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