そったく日記

三重県消防学校

馬形埴輪発掘の地

 初任科学生が夏季休暇を取っており、掛け声もなく静か。曇り模様で、蝉しぐれも弱め。
 今週、遺跡等の発掘を行っている親戚から、消防学校で発掘された馬形埴輪(うまがたはにわ)の写真の入ったクリアファイルなどを見せてもらった。現在の消防学校の全面建て替えにあたって行った発掘調査(H5年度〜H8年度)において、当校敷地内で出土したものという。破砕していた状態から復元し、全長108cm、総高81cmで三重県最大、県の有形文化財にも指定されている。当地は昭和53年4月に移転開校してから消防士等が汗と涙を流してきた場所であるが、古墳時代をうかがい知る場所でもあったのだ。
  なお、この埴輪は、総合博物館(ミエム)で9月30日から開催の「企画展 発掘された日本列島2017」で展示されるとのことですので、ぜひご覧下さい。(M.S)