そったく日記

三重県消防学校

四日市市消防本部が「N災害(放射線同位元素漏洩事故等)対応訓練」を実施しました

 本日は、四日市市消防本部が三重県消防学校の施設を使って「N災害(放射線同位元素漏洩事故等)対応訓練」を実施しました。学校教官も検証班として参加させていただきました。


 この訓練の目的は放射線漏洩事故発生時の初動活動に重点を置き、活動隊員の安全を確保した上で、迅速に要救助者を救出し、負傷者に適切な処置を施して医療機関に搬送する一連の消防活動要領の習得を目的に実施されました。

 訓練内容は、放射線元素運搬車両が走行中に普通乗用車と衝突事故を起こし、運搬車両から放射線同位元素が漏洩、さらに負傷者が8名発生しているとのことで、消防車や救急車併せて10台が出動する本格的な想定で行われました。

 ガス検知器、放射性物質測定器を使用し、どこが安全かを確認しながら現場指揮所を設置し、指揮者の的確な活動方針の下、進行する現場状況をしっかりと各隊が把握しながら、負傷者の救出活動に取り組んでいました。

 また、負傷者は救出後、除染処置が実施され、さらにトリアージ後に搬送されました。また、汚染された隊員の装備の離脱要領等も訓練内容に含まれており、本番さながらの訓練となりました。

 厳しい寒さの中での訓練となりましたが、本当にお疲れ様でした。
 参加させていただいた教官も大変参考になりました。
 

(H・M)
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