そったく日記

三重県消防学校

消防学校の救急担当教官として

消防学校での教官生活も残り1週間になりました。
教官業務は、初めて行う業務内容と初任科学生に対しての授業や訓練指導など覚えることが多く新鮮でした。
学生の前で行う教官訓練展示は、毎回緊張しておりました。

救急の授業では、分かりやすく、いかに救急に興味を持ってもらうかが、3年間の私の掲げたテーマでした。
また、着任した年から三重県で救命士を指導する立場の救命士を育成するプランが立ち上げられ、どのようにしていくのか、3年後には、三重県で必ず認定してもらえるようプランや方向性などを考えることを引き継ぎました。国が行う事業に先駆けて行う事でしたので、どのように進めて行けば良いのか不安でした。
また、今年度から救命士の処置範囲の拡大講習会を開催する事となり、その準備や医師と各消防本部との調整などで慌ただしい日々が続きましたが、今年度6回実施した処置拡大講習会も先日無事に終了いたしました。

そして、この度県内で32名の救命士が、三重県メディカルコントロール協議会にて指導救命士としての資格が認定されました。この方々は3年間、医師の厳しい指導の中、指導実績100時間超を積まれ、難解な筆記試験にも合格されました。
この方々が中心となって、三重県の救急活動が今後益々良くなることを期待しております。

3年間の救急担当教官として、様々な経験をさせていただきました。
私にご指導いただいた三重県メディカルコントロール協議会の先生方、本当にありがとうございました。また、県内32名の指導救命士のみなさんとそれぞれの所属の方々には、大変ご無理をお願いしました。改めて厚くお礼申し上げます。
そして、49期・50期・51期の初任科のみなさんに、出会えて感謝しています。
みなさんに、救急を教える事ができて幸せでした。


本当にありがとうございました。(万歳)I∞C

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