そったく日記

三重県消防学校

屋内外で想定訓練

本日(8日)の初級幹部科は、屋外で想定訓練を、中級幹部科は、屋内で指揮活動訓練(図上)を行いました。

初級幹部科は火災を想定して、消火、延焼防止、要救助者の確認などの訓練を行いました。
実動訓練実施グループ(中・小隊長、機関員などそれぞれ役割分担)と関係者(通報者役等)、安全管理(情報整理等を含む)、救急隊などの訓練支援グループに分けて、訓練を実施しました。



津市の予想最高気温が20度と、温かいを超えて、動いていれば暑く感じる程の陽気のもと、出火、隣接棟への延焼など、刻々と出される与件に、今、何をすべきかを意識し、ビル所有者からの聞き取り、家人との接触等必要な情報収集を行いながら、対応していきました。
作業手順を再確認する場となったと思います。



一方、中級幹部科は、建物火災や高速道路での交通事故等の想定事例について、与えられた情報をもとに、出動途上、到着、活動中期、活動後期それぞれの段階での、情報、予測、取るべき対策・行動についてグループで討議し、発表と意見交換を行いました。この作業を通じて、それぞれの場面で、取得すべき情報や注意すべきことが明らかになったと思います。



こうした机上での検討で、知識や想像力を高め、実動の訓練を行うことは非常に効果的であり、実動訓練で出た反省点を知識として共有し、訓練を行なえば、さらにレベルの高い活動につなげることができると思います。
いろんな想定のもと、図上訓練と実動訓練を連携させて実施し、活動のレベルアップを図って頂きたいと思います。
そのためにも、各地で起こる災害や事故の情報取集につとめ、自分ならどうするかを常に考えて頂きたいと思います。(K.A)
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