そったく日記

三重県消防学校

中級幹部・初級幹部科も後半戦

現在、実施している中級幹部・初級幹部科も後半に入りました。
両課程では、本日(7日)も外部講師による特別聴講を兼ねた講義が実施されました。
中級幹部は、午前中、各消防本部からの特別聴講者21名と共に、市町村アカデミーの合田課長(前消防庁国際協力官)による「津波被害における救助活動について」の講義を受講しました。
大きな津波被害を出した東日本大震災から今週末には5年を迎えます。こうした中、津波被害における救助活動や東日本大震災から学ぶべきことについて、イマジネーションの重要性をはじめ、多くのことを詳しくお話して頂きました。
南海トラフ地震が危惧される中、長い海岸線を有する三重県消防の津波への関心は高く、遠方にもかかわらず、熊野灘沿岸の消防本部からも多数聴講に来られており、津波対応を考える一助にして頂けたと思います。
午後からは、中級・初級合同で、特別聴講者32名と共に、消防大学校の冨岡教授による「危機管理」の講義を受講しました。
教授ご自身が東京消防庁で経験された事例を中心に、殉職者を絶対に出さないことと重大な受傷者を発生させないため、消防活動にとって重要な現場指揮と安全管理についてお話を頂きました。
東京消防庁での豊富な経験から得られた教訓は、聴講生にとって、非常に参考になったと思います。












こうした外部講師のご協力により実施している特別聴講を兼ねた講義も、今年度は9日の報道対応と情報管理」を残すのみとなりましたが、今年度も学生はもとより特別聴講生にとっても、非常に有意義な講座を企画できたと思います。
これも偏に、お忙しい中お越しいただきました講師の皆様のご協力の賜物と感謝いたします。
是非、受講生の皆さんは、ここで得た知識を業務に生かして欲しいと思います。(K.A)
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