そったく日記

三重県消防学校

白と黒の火災調査課程

 三重県の北部を中心に降雪し、三重県消防学校は一面銀世界です。交通機関は混乱を生じ、火災調査課程や中級幹部課程の講師及び特別聴講生は、遅延や欠席の状況です。皆さんも十分注意して、早め早めの行動を心がけてください。
 さて、火災調査課程は効果測定を実施して、すぐに理化学実験室で火災調査報告書の作成です。いよいよ報告書も大詰め、出火原因の可能性や疑いのある物件を白黒判断しながら、出火原因の判定へと向かっています。
 まさに模擬家屋の黒く煤けた状況と積雪した雪のコントラストと同様です。
 午後からは東京都調布市にある消防研究センターから講師を招き、特殊火災事例について、ご講義いただきました。先に述べたとおり特別聴講生の欠席が相次ぎましたが、講義内容は和歌山県の製油所やアスクルなどの火災調査事例について、学生にとって実のある講義となりました。
 明日は最終日、各班が火災調査報告発表を実施します。調査現場は火災性状を理解して、炎の流れをストーリーとして見分すれば、自ずと出火原因に近づくと思います。楽しみにしています。(D.Y)

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