そったく日記

三重県消防学校

火災調査の詰め

 火災調査は原因を追究するため、出火したであろう周辺範囲から出てきた出火の可能性のある製品などの物件を収去して、鑑識を行います。
 火災調査科の前半戦最終日は、三重県警察本部の科学捜査研究所から小倉講師を招き、鑑識を7時間勉強していただきました。学生の皆さんは、鑑識を理解しなければ、火災調査としての最後の詰めが甘くなりますので、火災性状や現場見分要領などを理解したうえで、鑑識要領を身に付け、火災調査官としての質を高めてほしいです。
 週明けには、再度、科捜研の小倉講師のご協力を得て、午前中に電気実習を行い、午後から模擬家屋燃焼実験へと進んでいきます。電気実習をもって、ほぼ座学や実習は終了となり、模擬家屋の火災調査を仕上げる段階へと入ります。すなわち、火災調査課程として詰めの段階です。
 今まで蓄積した知識や技術を発揮して、模擬家屋の調査に立ち向かっていただき、火災調査課程第17期のツメ痕を残してほしいと思います。いざ、後半戦!!(D.Y)


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