そったく日記

三重県消防学校

早や3か月、まだ3か月?

初任科生が入校した4月7日から、3か月が過ぎました。
三重県の場合、初任科6か月、救急科2か月を合わせた8か月間となっていますが、初任科の課程としては、半分が終了したことになります。
そして、8月11日で初任科は一旦中断して救急科に入りますので、基本習得の仕上げとなるこれからの1か月がとても重要となります。
4月から実施してきた救助・機器取扱訓練、消防活動訓練は、8月9日と10日の効果測定で終了し、初任科が再開する10月17日からは、消防活動総合訓練に移ります。
スキルは集めるのではなく、その使い方を身に付けることが大事であり、現場で確実に活動するためには、消防活動総合訓練をやり遂げることが重要です。
この3か月で、個人差が出ていることは否めませんが、遅れを感じている学生は、周りとの比較ではなく、今の自分を超えることを目標に、焦ることなく、一歩一歩着実に前進し、10月から始まる消防活動総合訓練を、他の班員についていけるレベルで迎えて欲しいです。
少しずつ、暑さにも慣れてきているとは思いますが、今週に入り、3日(日)には、尾鷲市の最高気温が38.6度となるなど、三重県内も急に暑くなってきましたので、体調管理には十分注意して、高温下での訓練に臨んで欲しいです。



肌寒かった4月から猛暑の7月へと、季節が進む中、学生にとっては、この3か月間、学校規則、難解な法律、厳しい訓練、体力錬成、課外など1日、1日は長く感じることもあったと思いますが、振り返れば、「もう3か月経ったのか」という思いが強いのではないでしょうか。(まだ3か月しか経っていないと残り日数を指折り数えている学生がいないことを願っています。)
学校としては、安全に予定された訓練を全て実施するという観点からは「やっと3か月」、教える立場からは、「もう3か月」という2つの思いが交錯していますが、これからも安全管理を第1に課程を実施していきます。
学生には学ぶこと、教官には教えることが、まだまだ沢山ありますので、学生も教官も残された時間を有効に使って、成果につなげて欲しいです。
学生は、今でも、教官から指摘されることも多々ありますが、皆、3か月前と比べると確実に消防士らしくなってきたと思います。
努力の成果は確実に出ていますので、「今の苦労は、将来きっと良い思い出になる」と信じ、初任科の折り返し点で、気を引き締め直し、これからも頑張って欲しいです。(K.A)

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