そったく日記

三重県消防学校

消火活動の敵


消火活動では、防火衣、呼吸器、使用資機材など装備面で重装備となる。
「自分の身は自分で守る」安全管理の基本であり、完全着装は当たり前。
防火衣は火災の熱から身を守り、呼吸器は有毒なガスから呼吸を守る。


もうひとつ消防士の敵は、活動中の防火衣内部の熱である。熱中症だ。
特に夏場は20分以上重作業をすると直腸の温度が40℃近くまで上昇し
たとえ体力があっても体が思うように動かなくなる。(インフルエンザの体温と同じ)


熱中症に打ち勝つためには、まずは睡眠・食事をしっかりとること。
訓練前、訓練中の水分補給を徹底すること。
そして暑熱順化トレーニングを週に1〜2回は実施すること。
(防火衣を着装して20〜30分ランニングをするなど・・・)
普段の体力トレーニングとは別に必要とされるトレーニングになる。


今年の夏は暑い!だから消防活動訓練は厳しい訓練となっている。
学生たちは、熱対策のため普段から防火衣を着装して走っている。
訓練中は、気持ちで負けないために声を出して頑張っている。
この積み重ねは、きっと現場活動で力となるはず・・・。
現場で倒れないために自分の限界を知り、その限界を伸ばしてほしいと思う。


本日52期の3名(四日市)が初任科の激励に来てくれた。
学生時代は、用件がなければ入室できなかった教官室。
今は、教官と学生ではなく、同僚としてコーヒーを飲みながら近況報告してくれた。


T山、4か月の子供ちゃんまた連れてきてください!!
T村、T田 成人したら一緒にお酒を飲みましょう!!


今年の53期(四日市)は21名。彼達が所属へ戻れば、誰かしら直属の部下になる。
良き先輩、良き指導を期待しています!!(M.M)