そったく日記

三重県消防学校

救急科も実技へ

救急科が始まり、1週間が過ぎようとしています。
奈良県との交流を除いてずっと座学でしたが、本日(26日)の午後、初めて救急の実技を行いました。
四日市市消防本部から救急救命士を含む4人の職員さんにお越しいただき、2班に分かれて、初歩的な救急実技に取組みました。多くの学生にとっては、初めて体験することであり、試行錯誤を重ねながら習得に努めていました。






しばらくは、座学中心ですが、救急課程の後半には各消防本部のご協力を得て、より高度な実技を実施する予定です。
そして、金曜日のため夕方には帰宅し、来週からは、救急車同乗研修のため各所属勤務となり、消防学校に戻ってくるのは9月5日になります。
救急車同乗研修は、「各所属における救急現場の見学・体験を通じて、患者対応、救急処置等の救急活動に対する正しい認識を持たせると共に医学知識や技術が必要であることを認識させることで、救急教育受講に対する動機づけを行うこと」を目的に実施しています。
学生は、指定された消防署に通勤し、各所属長の判断で、日勤、隔日勤務、夜間勤務等に従事し、救急業務を体験します。(救急車同乗の回数を確保するため、各消防署に分散されます)
救急にかかる知識・技術の習得はもちろん、この機会に、卒業後、円滑に所属に溶け込めるよう、先輩職員の皆さんに知ってもらう事も大事です。
特に、一人暮らしの職員は、寮生活とは違い食事を含め生活面での負担も大きくなる中での通勤となり、この機会に仕事を中心とした規則正しい生活を身に付けて欲しいと思います。
本来、無い事が望ましい救急車の出動に同乗するという貴重な機会ですので、同乗回数は、それぞれ異なると思いますが、同乗した際には多くのことを吸収すると共に署内業務を含め多くの現場体験を積み、消防救急業務の重要性を十分に理解して、消防学校へ戻ってきて欲しいと思います。(K.A)
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